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60歳から始めたものづくりに業界が驚いた!「楽器オルゴール」の世界 パラレルキャリアで切り開く、永井淳さんのものづくり

投稿日: 2019年5月27日
産地: 東京
編集:
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音楽を奏でる箱、オルゴール。

子どもの頃に遊んだ思い出を持つ人もきっと多いはず。そんなオルゴールを、高品質の楽器へと高めた日本人がいます。

オルゴールマイスターで江戸指物職人の永井淳 (ながい じゅん) さん。

伝統工芸の技術を活用し、オルゴールの世界に「楽器オルゴール」という新たなジャンルを切り開きました。

永井さんが生み出した楽器オルゴール

永井さんが生み出した楽器オルゴール

*以前、その音色の素晴らしさをさんちでご紹介しました。「12月6日、音の日。江戸指物が生んだ『楽器オルゴール』」

こちらがその楽器オルゴールの音色です。音に包み込まれるような柔らかくて心地よい響きが特徴です。

世界的音楽家も認めた品質

この音の品質は世界的音楽家からも認められ、永井さんのオルゴールのために楽曲が作られたほど。

エルメスのオルゴール

坂本龍一さんによる作曲が実現した楽器オルゴールのオブジェ。エルメスの企画で作られました。下の台の部分が楽器オルゴールになっています。永井さんのオルゴールの音色を聴いて「この品質であれば」とオリジナル曲が作られたのだそう

音楽のプロフェッショナルをも納得させた楽器オルゴールは、いかにして生まれたのか。ご本人に伺いました。

永井さん (右) と、弟子の秀嶋さん (左)

永井さん (右) と、お弟子さんでオルゴール販売を引き受けている秀島えみさん (左)

オルゴールの音楽的課題は「音量、低音、共鳴」

そもそも、永井さんの楽器オルゴールと一般的なオルゴールは何が違うのでしょうか。

「既存のオルゴールには、3つの音楽的課題がありました。それは『音量、低音、共鳴』。これらをひとつずつクリアしていきました」と永井さん。

「まず、音量。おもちゃや装飾品ではなく、楽器として扱うのであれば人に聴いてもらえる音量が必要ですよね。でもオルゴールは、小さな金属板をシリンダーや紙の凹凸で弾いて音を出す作りなので、仕組みだけでは大きな音が出せないんです」

オルゴールの演奏装置

オルゴールの演奏装置

「それから、低音。オルゴールの音域は高音~中音が中心で、低音を響かせるのは苦手です。ですが、音楽の世界では低音がいかに響くかが重要だといいます。奥行きや重厚感につながりますからね。坂本龍一さんも低音を大事にされているようでした。

そして、共鳴。小さな金属弁を弾いた音はすぐに消えてしまいます。音が伸びないんです。短い音しか出ないとなると、おのずと曲のテンポが早くなります。自由にテンポを決められないことも、作曲家から避けられてしまう理由の一つです」

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