さんち 〜工芸と探訪〜

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愛しの純喫茶

柚木沙弥郎デザインが生きるコーヒー専門店。民芸愛の詰まった鹿児島の可否館へ

投稿日: 2018年6月30日
産地:
編集:
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旅の途中で訪れた、思わず愛おしくなってしまう純喫茶を紹介する「愛しの純喫茶」。今回は、コーヒー好きにも民芸好きにもおすすめしたい鹿児島のコーヒー専門店「可否館 (こーひーかん) 」です。

柚木沙弥郎さんデザインの看板がお出迎え

鹿児島のターミナル駅、鹿児島中央駅から市営バスに乗って15分ほど。護国神社前のバス停から歩いて5分ほどのところに、可否館はあります。

この看板が目印

店名が染め抜かれた暖簾をくぐると‥‥

たっぷりと光の差し込む明るい店内

窓際の席に腰掛けると、入り口の看板と同じデザインのメニューが。

日本を代表する染織家、柚木沙弥郎(ゆのき・さみろう)さんが手掛けたもの。マスターがぜひにと頼んでオリジナルでデザインしてもらったそうです。

タペストリーもありました

注文したのは、はちみつシナモントーストセット。

可否館のはちみつシナモントーストセット

ほろ苦いコーヒーとはちみつがじゅわっと染み込んだシナモントーストは好相性間違いなしですが、一層美味しく感じさせるのがこの器です。

伺うと、はちみつシナモントーストには、必ず熊本の小代焼のお皿を合わせるのだとか。マスターの永田幸一郎 (ながた・こういちろう) さん自ら、窯元に頼んでつくってもらったものです。

黄金色のはちみつシナモントーストに、サイズも色もぴったり合った小代焼のお皿

自家焙煎のネルドリップコーヒーが注がれたカップも、やわらかな黄色が素敵です

これが、コーヒー専門店である可否館のもうひとつの魅力。店内を見渡すと、焼きものやガラスの器が、まるで民芸店のように並んでいます。

可否館
民芸品

お店が、好きな器を飾れるキャンバスに

マスターの永田さんは若いころから絵画や民芸に興味を持ち、自身でものづくりも行なっていたそう。

はじめは家業の材木屋さんを手伝っていましたが、32年ほど前のある日、決心して喫茶店をオープンさせました。

「もともとコーヒーも好きだったので。それに空間があれば、そこに好きな器を飾れるでしょう。お店が私にとってのキャンバスになるんです」

はじめにお店を開いた鹿児島の中心街、天文館で20年。現在の地に移転されて約12年。オープン以来32年ずっと、永田さんが目利きされた民芸の品々が、店内を飾っています。

四季に合わせて並べる品も変えているそう。実際に手にとって購入もできます

四季に合わせて並べる品も変えているそう。実際に手にとって購入もできます

揃える器は地元・鹿児島や九州のものに限らず、日本全国、さらには世界各地のものまで。できるだけ窯元に出向いて、直接購入しているといいます。

「民芸品は、使いやすくないといけません。自分で実際に手にとって使い心地が良く、なおかつ美しいもの、この空間やコーヒーに合うものを選んでいます」

永田さんの「好きなもの」への愛情がつまった可否館。

あと1本、バスを見送ってもう少し休んでいこうかな。そう思わせてくれる居心地のよさでした。

熊本の民芸の名店、魚座民芸店から特別に譲ってもらったという郷土玩具「きじ車」を見せてくださった永田さん。笑顔が素敵です

熊本の民芸の名店、魚座民芸店から特別に譲ってもらったという郷土玩具「きじ車」を見せてくださった永田さん。笑顔が素敵です

可否館
鹿児島県鹿児島市永吉2-30-10
TEL:099-286-0678
http://coffee-kan.com/
営業時間:10:00〜20:00
定休日:第1・第3・第5水曜日
駐車場:あり

写真:尾島可奈子
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