さんち 〜工芸と探訪〜

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プラントハンター西畠清順に教わる、日本の園芸 十二ヶ月 4月のオリーブ

産地: 未分類
投稿日: 2017年3月24日
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こんにちは。さんち編集部の尾島可奈子です。
日本の歳時記には植物が欠かせません。新年の門松、春のお花見、梅雨のアジサイ、秋の紅葉狩り。見るだけでなく、もっとそばで、自分で気に入った植物を上手に育てられたら。そんな思いから、世界を舞台に活躍する目利きのプラントハンター、西畠清順さんを訪ねました。インタビューは、清順さん監修の植物ブランド「花園樹斎」の、月替わりの「季節鉢」をはなしのタネに。植物と暮らすための具体的なアドバイスから、古今東西の植物のはなし、プラントハンターとしての日々の舞台裏まで、清順さんならではの植物トークを月替わりでお届けします。

4月はオリーブ。常緑樹であるオリーブはどの季節でも楽しめますが、「今改めて見直されるべき植物」と清順さんは語ります。さて、今月はどんなお話を伺えるでしょうか。

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◇4月「オリーブ」

4月って、植物を植えたり買ったりするには一番いい季節だと思っています。オリーブは常緑樹なのでいつ育ててもいいですが、十分に育ったオリーブは、5・6月になると花をつけます。今回花園樹斎の鉢に選んだオリーブはまだ若い木なので花はすぐには咲きませんが、花のシーズンに合わせて4月の季節鉢に選びました。これから頑張って育てたら、数年後に花をつけるかもしれませんよ。

オリーブは、いろんな植物を扱う中でも思い入れの強い植物です。平和と繁栄の象徴として国連のシンボルにもなっています。実のなる木としては世界で一番長生きで、縁起もいい。圧倒的なカリスマ性がありながら、屋外管理をする同じサイズの日本の果樹より圧倒的に育てやすいんです。光がある方が喜びますが、ある程度の日陰にも耐えるし、乾燥にも強い。

それと、古代オリンピックの勝者にオリーブの冠が贈られていたという話は有名ですね。今、日本は2020年のオリンピック開催に向けてスポーツの気運が高まっていますが、こういうことをきっかけに、もっと注目されていい植物じゃないかなと思います。育てやすくて縁起のいい植物だから、贈りものにしたっていい。新生活を始める人や、スポーツをする子に贈ったりね。水泳をやっている女の子から野球をやっている男の子へ贈ったりしてもいいかもしれない。

それじゃあ、また来月に。

<掲載商品>
花園樹斎
植木鉢・鉢皿
・植物(鉢とのセット):以下のお店でお手に取っていただけます。
 中川政七商店全店
 (阪神梅田本店・ジェイアール名古屋タカシマヤ店は除く)
 遊 中川 本店 
 遊 中川 神戸大丸店
 遊 中川 横浜タカシマヤ店
 *商品の在庫は各店舗へお問い合わせください

——

西畠 清順
プラントハンター/そら植物園 代表
花園樹斎 植物監修
http://from-sora.com/

幕末より150年続く花と植木の卸問屋「花宇」の五代目。
日本全国、世界数十カ国を旅し、収集している植物は数千種類。

2012 年、ひとの心に植物を植える活動「そら植物園」をスタートさせ、国内外含め、多数の企業、団体、行政機関、プロの植物業者等からの依頼に答え、さまざまなプロジェクトを各地で展開、反響を呼んでいる。
著書に「教えてくれたのは、植物でした 人生を花やかにするヒント」(徳間書店)、 「そらみみ植物園」(東京書籍)、「はつみみ植物園」(東京書籍)など。
花園樹斎
http://kaenjusai.jp/

「“お持ち帰り”したい、日本の園芸」がコンセプトの植物ブランド。目利きのプラントハンター西畠清順が見出す極上の植物と創業三百年の老舗 中川政七商店のプロデュースする工芸が出会い、日本の園芸文化の楽しさの再構築を目指す。日本の四季や日本を感じさせる植物。植物を丁寧に育てるための道具、美しく飾るための道具。持ち帰りや贈り物に適したパッケージ。忘れられていた日本の園芸文化を新しいかたちで発信する。
聞き手:尾島可奈子
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