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北斎が描く職人はなぜ生き生きしている?江戸の仕事を知る「北斎のなりわい大図鑑」展がスタート

投稿日: 2019年4月22日
産地: ニュース
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葛飾北斎「冨嶽三十六景 尾州不二見原」(前期)

江戸時代の桶屋。葛飾北斎「冨嶽三十六景 尾州不二見原」(前期)

「北斎のなりわい大図鑑」

【会期】2019年4月23日(火)~6月9日(日)
※前期:4月23日(火)~5月19日(日)
※後期:5月21日(火)~6月9日(日)
(前後期で一部展示替えを実施)
【休館日】毎週月曜日
※5/7(火)、5/13(月)、5/20(月)、5/27(月)、6/3(月)休館
【問い合わせ】すみだ北斎美術館
http://hokusai-museum.jp/
【観覧料】
一般1,000円<800円>、高校生・大学生700円<560円>、中学生300円<240円>、65歳以上700円<560円>障がい者300円<240円>
※< >は団体料金

すみだ北斎美術館は、4月23日から6月9日の期間、「北斎のなりわい大図鑑」展を開催します。

北斎の絵を通じて、江戸の生業を知る企画展

同展では、新発見の北斎の肉筆画「蛤(はまぐり)売り図」(前期展示)をはじめ、北斎一門による江戸時代の生業(なりわい)が描き出された作品が展示されます。

生業とは、生活をするための仕事のこと。生活にむすびついている仕事はその社会のありかたを映します。

今回の展覧会では、仕事に注目して制作された作品や、景色の中に溶け込むように描かれた働く人々の一場面を捉えた作品など、当時の人々の会話が聞こえてきそうな活気ある作品を展示。働く人々に向けられた北斎のまなざしを通して、江戸の生業を知ることができる内容となっています。

展示構成および見どころ

~1章 ものを売る生業~ 新発見「蛤売り図」の展示も

棒手振(ぼてふ)りや熊の膏薬(こうやく)売りなど、様々な販売業がテーマ。江戸時代には小売り業者が市中を売ってまわる棒手振りが活躍し、流通を支えていました。現在とは異なる流通の方法や、今も昔も変わらない売買をめぐっての人々の交流にも注目です。

葛飾北斎「蛤売り図」(前期)

葛飾北斎「蛤売り図」(前期)

さらに、これまで知られていなかった北斎の肉筆画「蛤売り図」が同美術館のコレクションに加わり、今回が初お披露目となります。

~2章 自然の恵みをいただく生業~ 漁師や木こり

漁師やきこりなど自然から資源を採取する生業を紹介。自然を相手とする生業は、時には厳しい環境で仕事に従事しなければならないこともありますが、北斎の描く絵からは仕事のつらさなどは感じられず、その厳しい環境を大胆な構図で描きとっています。

働く人々の躍動する肢体や、仕事の合間の休憩に見せるリラックスした表情など、自然の中で働く人々の姿を見ることができます。

葛飾北斎「冨嶽三十六景 東海道江尻田子の浦略図」(前期)

漁師と製塩業。葛飾北斎「冨嶽三十六景 東海道江尻田子の浦略図」(前期)

葛飾北斎「百人一首うはかゑとき 源宗于朝臣」(前期)

猟師。葛飾北斎「百人一首うはかゑとき 源宗于朝臣」(前期)

~3章 人を楽しませる生業~ 江戸のエンターテイナーたち

本章では、歌舞伎役者や大道芸人など江戸のエンターテイナーたちが登場します。

テレビなどの娯楽がない時代、パフォーマーたちは日々の暮らしに彩りを与える大切な存在だったと想像できます。北斎は、音曲やせりふ、観客のざわめきがきこえてきそうなほど、彼らの姿をいきいきと描きとめています。

葛飾北斎「碁盤人形」(後期)

人形遣い。葛飾北斎「碁盤人形」(後期)

葛飾北斎「覗機関」(前期)

覗機関(のぞきからくり)。葛飾北斎「覗機関」(前期)

~4章 ものを運ぶ生業~ 機械が無い時代の運搬

飛脚や駕籠(かご)かきなど輸送業に携わる人々の姿を展示。江戸時代、輸送に船を使うことはありましたが、人が自ら担いだり、馬など動物を使ったりと機械に頼ることなく運搬が行われていました。息をあわせながら仕事にいそしむ人々の姿をみてとることができます。

葛飾北斎「百人一首宇波か縁説 藤原道信朝臣」(前期)

駕籠(かご)かき。葛飾北斎「百人一首宇波か縁説 藤原道信朝臣」(前期)

葛飾北斎「冨嶽三十六景 東海道金谷ノ不二」(前期)

川越人足。葛飾北斎「冨嶽三十六景 東海道金谷ノ不二」(前期)

~5章 ものを作る生業~ 江戸の職人の姿は必見

桶屋や絵師など、匠の姿をとりあげる章。現在では3Dプリンターなども登場し、産業の機械化は加速していますが、北斎の生きた時代にはすべて手作業でものづくりが行われていました。

また、絵師など今はアーティストとしてとらえられているジャンルの職業も、当時は職人としての位置づけがなされていました。北斎の描く江戸の職人は必見です。

葛飾北斎「冨嶽三十六景 尾州不二見原」(前期)

江戸時代の桶屋。葛飾北斎「冨嶽三十六景 尾州不二見原」(前期)

葛飾北斎「五十三次江都の往かい 大津」(前期)

大津絵師。葛飾北斎「五十三次江都の往かい 大津」(前期)

~6章 生業いろいろ~

医者や紙屑(かみくず)買いなど、これまでの章の分類にとどまらない様々な生業の紹介や、色々な種類の生業がまとめて描かれている作品が展示されます。

葛飾北斎『北斎漫画』十二編 治療(通期)

医者。葛飾北斎『北斎漫画』十二編 治療(通期)

葛飾北斎「髪結いの武士」(後期)

髪結い。葛飾北斎「髪結いの武士」(後期)

生業を見ていくことで、当時の人々の生活の知恵や暮らしぶりを想像することができます。浮世絵を通じて江戸の世界に思いを馳せる展示会。足を運んでみてはいかがでしょうか

「北斎のなりわい大図鑑」

【会期】2019年4月23日(火)~6月9日(日)
※前期:4月23日(火)~5月19日(日)
※後期:5月21日(火)~6月9日(日)
(前後期で一部展示替えを実施)
【休館日】毎週月曜日
※5/7(火)、5/13(月)、5/20(月)、5/27(月)、6/3(月)休館
【問い合わせ】すみだ北斎美術館
http://hokusai-museum.jp/
【観覧料】
一般1,000円<800円>、高校生・大学生700円<560円>、中学生300円<240円>、65歳以上700円<560円>障がい者300円<240円>
※< >は団体料金

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