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同じ宝物は二度と見られない?70回目の節目を迎えた正倉院展が開催中

投稿日: 2018年11月7日
産地: ニュース
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玳瑁螺鈿八角箱(たいまいらでんはっかくのはこ)。第70回 正倉院展/奈良国立博物館/10月27日〜11月12日

玳瑁螺鈿八角箱(たいまいらでんはっかくのはこ)。(第70回 正倉院展/奈良国立博物館/10月27日〜11月12日)

第70回 正倉院展

【会期】2018年10月27日(土)〜11月12日(月)
【開館時間】9:00〜18:00(金・土・日・祝は20:00まで)
【会場】奈良国立博物館 東新館・西新館
【公式HP】https://www.narahaku.go.jp/exhibition/2018toku/shosoin/2018shosoin_index.html

今年で70回目を迎える「正倉院展」が、奈良国立博物館にて開催されています。

9,000件から選りすぐられた宝物を展示

正倉院宝庫は、もと東大寺の正倉で、奈良時代の741年から750年ころにかけて建立されたと考えられています。本来「正倉」とは穀物などを収納する倉をいいますが、東大寺の正倉院には奈良時代より宝物が納められ、宝庫の開閉は厳しく制限され、宝物が守られてきました。

磁鼓(じこ)。(第70回 正倉院展/奈良国立博物館/10月27日〜11月12日)

磁鼓(じこ)。(第70回 正倉院展/奈良国立博物館/10月27日〜11月12日)

正倉院宝庫に納められている宝物は、光明皇后によって大仏に献納された聖武天皇の御遺愛品や、752年に行われた大仏開眼会など、東大寺の法要の際に皇族や貴族たちによって献納された品々。

さらに、法要で使用された仏具、東大寺を造営した役所や写経所で用いられた道具、記録文書など、多岐にわたります。

錦紫綾紅臈纈絁間縫裳(にしきむらさきあやべにろうけちあしぎぬのまぬいのも)。(第70回 正倉院展/奈良国立博物館/10月27日〜11月12日)

錦紫綾紅臈纈絁間縫裳(にしきむらさきあやべにろうけちあしぎぬのまぬいのも)。(第70回 正倉院展/奈良国立博物館/10月27日〜11月12日)

さまざまな経緯で入庫された宝物は、現在約9,000件。宝庫は毎年秋に2ヶ月ほど開封され、宝物の点検や調査が行われます。

その開封に合わせ、宝物が数十件選定され、正倉院展として奈良国立博物館で一般公開されるようになりました。一度公開された宝物は、原則として10年以上出陳されないため、今回を逃すともう見られない宝物もあるかもしれません。

10品が初出品。平成最後の正倉院展

平成最後となる今回の正倉院展には、初出陳の10件を含めて合計56件の宝物が出陳。正倉院宝物の全体像がうかがえる内容になっているとのこと。

宮内庁正倉院事務所によって実施された麻製品に関する特別調査の成果を反映した構成となっている点や、朝鮮半島に存在した王国・新羅(しらぎ)に関する宝物が多数出陳される点にも注目です。

新羅琴。(第70回 正倉院展/奈良国立博物館/10月27日〜11月12日)

新羅琴。(第70回 正倉院展/奈良国立博物館/10月27日〜11月12日)

聖武天皇・光明皇后ゆかりの北倉からは、聖武天皇ご遺愛の鏡である平螺鈿背八角鏡(へいらでんはいのはっかくきょう)、古人鳥夾纈屏風(こじんとりきょうけちのびょうぶ)といった調度品に加え、女性用の履物とみられる繡線鞋(ぬいのせんがい)が出陳。

平螺鈿背八角鏡(へいらでんはいのはっかくきょう)

平螺鈿背八角鏡(へいらでんはいのはっかくきょう)。(第70回 正倉院展/奈良国立博物館/10月27日〜11月12日)

繡線鞋(ぬいのせんがい)

繡線鞋(ぬいのせんがい)。(第70回 正倉院展/奈良国立博物館/10月27日〜11月12日)

平螺鈿背八角鏡や繡線鞋は唐より舶載されたと考えられており、異国のきらびやかな文物に囲まれた華やかな宮廷生活を垣間見ることができます。

一方、本年は、銅匙(どうのさじ)、佐波理加盤(さはりのかばん)など、新羅との交易によってもたらされたと考えられる宝物が充実。内貼(うちばり)に新羅の行政文書が用いられた華厳経論帙(けごんきょうろんのちつ)など貴重な品々が揃います。

象牙や玳瑁(たいまい)、沈香(じんこう)、犀角(さいかく)といった珍材が用いられた、玳瑁螺鈿八角箱(たいまいらでんはっかくのはこ)、沈香木画箱(じんこうもくがのはこ)、犀角如意(さいかくのにょい)といった豪奢な工芸品も見逃せません。

玳瑁螺鈿八角箱(たいまいらでんはっかくのはこ)

玳瑁螺鈿八角箱(たいまいらでんはっかくのはこ)。第70回 正倉院展/奈良国立博物館/10月27日〜11月12日

沈香木画箱(じんこうもくがのはこ)

沈香木画箱(じんこうもくがのはこ)。(第70回 正倉院展/奈良国立博物館/10月27日〜11月12日)

さらに、今も生活に身近な麻を用いた宝物が多数出陳。布としての使用に留まらず、芯材や緒(お)として使用されたものも含まれており、当時における麻製品の多様な活用状況がうかがえる展示となっています。

第70回 正倉院展

【会期】2018年10月27日(土)〜11月12日(月)
【開館時間】9:00〜18:00(金・土・日・祝は20:00まで)
【会場】奈良国立博物館 東新館・西新館
【公式HP】https://www.narahaku.go.jp/exhibition/2018toku/shosoin/2018shosoin_index.html
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