さんち 〜工芸と探訪〜

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「教科書で見た」絵画の数々が虎屋 京都ギャラリーに集結。知られざる文化財保護の世界を紹介

投稿日: 2019年10月15日
産地: ニュース
タグ:
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高松塚古墳壁画原寸大コロタイプ複元

高松塚古墳壁画原寸大コロタイプ複元(部分) 便利堂蔵

知られざる複製の実力 ~コロタイプと文化財~

【期間】2019年10月26日(土)~12月1日(日)
※11月25日(月)は休館
【場所】虎屋 京都ギャラリー(虎屋菓寮 京都一条店横)
地下鉄今出川駅6番出口より徒歩約7分
【入場料】無料
【お問い合わせ】株式会社虎屋 京都営業部文化事業課
TEL:075-431-4736
E-mail:kyotobunka@toraya-group.co.jp

「多色刷りコロタイプ」によって複製された文化財の展覧会が、株式会社虎屋の主催・株式会社便利堂の協力により開催されます。

表現力豊かな印画技術・コロタイプ

「コロ」とは、ここではゼラチンのことを指します。「コロタイプ」とは、ゼラチンを用いて作った版で印刷を行う技術であり、扱いの難しさから現在ではほとんど使われていません。

コロタイプの印刷機と黄色いゼラチン版

コロタイプの印刷機と黄色いゼラチン版

しかしながら、「連続階調」と呼ばれる滑らかな表現が可能であり、墨の濃淡や日本画の繊細な筆致といったものを見事に再現することができる技術でもあります。

そして、株式会社便利堂は単色のみであったコロタイプを独自に研究し、日本で唯一多色刷りコロタイプを可能にしました。

文化財保護とコロタイプ

昭和24年(1949)、法隆寺金堂壁画が火災で大きな被害を受けてしまいますが、株式会社便利堂は戦前に原寸大でこれを撮影しており、その写真をコロタイプで複製していました。

株式会社便利堂・法隆寺金堂壁画撮影の様子(1935年)

法隆寺金堂壁画撮影の様子(1935年)

そして、それを下図に同43年に壁画が再現されました。これをきっかけにコロタイプの文化財保護に果たす役割が見出されたのです。

法隆寺金堂壁画第六号壁コロタイプ複製(1937年) 便利堂蔵

法隆寺金堂壁画第六号壁コロタイプ複製(1937年) 便利堂蔵

以来、精緻で滑らかな表現力と高い保存性を併せ持つコロタイプの特性を活かし、国宝や重要文化財などの複製が進められることとなりました。

複製ならではの豪華ラインナップ

この展覧会では、発掘当時の色鮮やかな姿を再現した「高松塚古墳壁画西壁(飛鳥美人)」、平安貴族・藤原道長の筆遣いまで見て取れる「御堂関白記」などを始めとして、法隆寺金堂壁画第六号壁(部分)、伝源頼朝像、蒙古襲来絵詞、女史箴図巻など、一度は教科書で見たことのあるような有名な文化財のコロタイプ複製が一堂に会します。

高松塚古墳壁画原寸大コロタイプ複元 便利堂蔵

高松塚古墳壁画原寸大コロタイプ複元 便利堂蔵

伝源頼朝像コロタイプ複製 便利堂蔵

伝源頼朝像コロタイプ複製 便利堂蔵

また、虎屋ならではのコロタイプとして、羊羹写真プリントも登場。谷崎潤一郎が著書「陰翳礼讃(いんえいらいさん)」で表現した「暗がりに沈めた羊羹」の美しさに挑戦する試みです。

貴重な技術で再現された作品の数々、間近で堪能してみてはいかがでしょうか。

知られざる複製の実力 ~コロタイプと文化財~

【期間】2019年10月26日(土)~12月1日(日)
※11月25日(月)は休館
【場所】虎屋 京都ギャラリー(虎屋菓寮 京都一条店横)
地下鉄今出川駅6番出口より徒歩約7分
【入場料】無料
【お問い合わせ】株式会社虎屋 京都営業部文化事業課
TEL:075-431-4736
E-mail:kyotobunka@toraya-group.co.jp
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