さんち 〜工芸と探訪〜

SUNCHI ~ Explore japan through regional crafts ~

このページの先頭へ

開催期間残りわずか!奈良晒ゆかりの地で「奈良さらし-南都の名産ここにあり-『まぼろしの布をもとめて』」を開催中

投稿日: 2016年12月2日
  • LINE
re_%e5%a5%88%e8%89%af%e3%81%95%e3%82%89%e3%81%97

美術館で学び、庭園で肌に感じる高級麻織物の歴史

東大寺や奈良公園にもほど近い国指定の名勝・依水園(いすいえん)併設の寧楽(ねいらく)美術館で、特別展「奈良さらし-南都の名産ここにあり-『まぼろしの布をもとめて』」が開催中です。奈良晒はかつて奈良の一大産業として栄えた高級麻織物。特別展では実物の生地・着物や当時書かれた書物の展示を通して、その歴史や技術を紹介しています。

特別展の内容は長年、奈良県立民俗博物館が調査・研究してきた学術的にも貴重なもの。目の細かな美しい織物や当時の晒場の様子を描いた図絵の展示は当時の産業の活気を思わせます。

実は、寧楽美術館が併設されている依水園は、かつて奈良晒の晒場だったところ。その「前園」は江戸前期、奈良晒を扱う将軍御用達商人・清須美道清(きよすみどうせい)が別邸と共に作ったものでした。他にも明治期に作られた「後園」の池には奈良晒の製作過程で使う挽臼を用いた飛び石や水車小屋が配され、当時の晒場の面影を感じることができます。

美しい織物の歴史を、美術館で学び、庭園で肌に感じる。二つセットで巡ってみると、ますます理解が深まるかもしれません。

寧楽美術館が併設される依水園・前園。

寧楽美術館が併設される依水園・前園。

■企画展名 奈良さらし-南都の名産ここにあり-「まぼろしの布をもとめて」
■開催期間 10月1日(土)~12月12日(月)  09:30~16:30 ※入館は16:00まで
■会場 名勝依水園・寧楽美術館(奈良市水門町74)
■休館日 火曜日(4,5,10,11月は無休)
■料金 大人900円(依水園入園料含む)
■公式ウェブサイト http://www.isuien.or.jp/museum.html
■お問合わせ先 0742-25-0781 (寧楽美術館・依水園)

  • LINE

関連の読み物