さんち 〜工芸と探訪〜

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速報!紅葉と笑顔で賑わう大日本市博覧会「奈良博覧会」 イベントレポート

投稿日: 2016年11月3日
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奈良博覧会ではその日によって異なるイベントを実施しています。初日は3つのイベントが行われており、どれも大変人気を集めていました。

一. 鹿コロコロ絵付けワークショップ

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鹿コロコロとは、中川政七商店の創業三百周年を機に「これから百年後に残る郷土玩具」を目指し奈良にゆかりのある張子鹿と現代の鹿ビニール風船を組み合わせて生まれた新郷土玩具です。その柔らかなフォルムやカラフルな色がとても可愛らしく、会場の注目を集めていました。

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早速絵付けをしていきます。まずは簡単な鹿コロコロのタイヤの部分から。色とりどりの絵の具から好きな色を選んだり、もしくは混ぜ合わせて自分だけの色をつくったり、思い思いの色で塗っていきます。とても細かく繊細な筆づかいで色を塗っていきます。

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真剣な表情で、オリジナリティ溢れるデザインに仕上げていきます。

次はいよいよ鹿の本体への絵付けです。ベースとなる色を塗った後に、模様を描いていきます。タイヤの柄と体の柄を合わせたり、角の先だけ色を変えたり、皆さん細やかな筆づかいで塗っていきます。

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シンプルな形だからこそ、どのように色を塗るかセンスが問われます。

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あっという間に完成!色鮮やかな鹿コロコロがたくさん出来上がりました。皆さんの笑顔が印象的で、大満足のワークショップとなりました。 なお、鹿コロコロ絵付けワークショップは、11/3(木)と11/6(日)にも開催されます。チケットに限りがありますので、ぜひお早めにお申し込みください。

二. 一刀彫実演

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中川政七商店創業300周年のキーオブジェクトを彫った土井志清氏のお弟子さんである平井氏による、奈良の伝統工芸「一刀彫」の実演も開催されていました。一刀彫は、鎌倉時代に春日若宮祭で木偶を飾ったのが始まりと言われていて、ヒノキやクスノキなどを豪快に彫り上げ、金箔や岩絵の具で華麗な極彩色に色付けします。

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平刀で大きく削って形を決め、刃の角度のあるもので細かな部分を削りだしていきます。

小刀にも色々な形状があります。例えば干支を彫る場合は2,3種類程度を使い分けていくそうです。緩急のあるスピードで、滑らかに木の上で小刀を滑らし、小刀の入れ方の角度や向きの違いを瞬時に判断し、理想の形に近づけていきます。

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平井氏の美しい手さばきに、皆さん息を飲んで見つめています。

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木の固まりだったものが、見る見るうちに猫の形になりました。大胆かつ繊細な、完成した一刀彫りの作品。その美しさに感嘆の声が上がっていました。職人の技に触れられ、大変短い時間ではありましたが、一刀彫りの奥深さを感じることができるイベントでした。

三. KUTANISEAL ワークショップ

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「KUTANI SEAL(クタニシール)」とは、「九谷焼をみなさんの身近に」をテーマに生まれた、石川県の上出長右衛門窯による九谷焼のブランドのことです。転写紙(シール)を白い器に貼って、オリジナルの九谷焼を制作できるので、絵を描くのが得意でなくても、気軽に作品を作ることができます。

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使うものははさみとシールとピンセット、ヘラに布巾だけととてもシンプル。

シールを張る位置を試行錯誤しながら、デザインを決めていきます。シールをはさみで切って、配置を決め、ピンセットで水につけて台紙からはがし、空気が入らないようにヘラで伸ばします。

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どのシールをどこに貼るか迷いながら、柄をつくるのはとても楽しい時間です。

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そして完成!たくさんの素敵なデザインの器が出来上がりましたこの後、石川県の窯で焼成され、完成は1ヶ月毎のこと。とても楽しみですね!

以上のイベントは取材と写真撮影をしているだけでもその楽しさ、魅力が伝わってきました。参加された方も、皆さん満足そうな顔をされていたのが印象的です。
さらに奈良博覧会は、三日目からより充実した内容で、奈良の工芸を盛り上げていきます。

『まだまだ間に合う!勢いを増す三日目以降の奈良博覧会』

奈良博覧会はまだまだ始まったばかり!ここからは、今からでも足を運んでいただける三日目以降の注目のイベントをご紹介します。奈良博覧会はここからが本番ですので、ぜひぜひご参加ください。

【11/3のイベント】
『蹴鞠大会』(15:00~)

かつて日本の貴族の間で親しまれた「蹴鞠」を、Jリーグを目指すサッカーチーム「奈良クラブ」の現役選手が再現します。

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『circeのライブ』(12:30~、16:00~)

日本や奈良の伝統的な文化や機織りなどのテーマ、そして中川政七商店の歴史をモチーフにしたコンセプトCD「旅人と鹿の機織りの物語」をつくったcirceのライブを開催します。

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『旅する植物』(14:00~15:00)

出演者 :西畠清順氏(プラントハンター、そら植物園代表)、 三浦雅之氏(農業家、プロジェクト粟代表)

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『鹿コロコロ絵付けワークショップ』(11:00~12:30)

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【11/4のイベント】

『靴下オーナメントワークショップ』(11:00~、14:00~)
靴下のファクトリーブランド「2&9」の端材を使って、その端材を捨てるのではなく、靴下のかたちを編み、オリジナルチャームやリボンで飾り付けをします。

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『狂言』(13:00~、15:30~)

奈良が発祥の地となる古典演劇、狂言。出演予定は奈良市観光大使・大藏基誠さんと、地元の狂言師・竹内寛さん、増田健さん。

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『circeのライブ』(11:30~、14:30~)

【11/5のイベント】
『郷土玩具アクセサリーワークショップ』(15:00~)

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『中川政七商店のひみつ』(14:00~15:00)

出演者 :水野学氏(good design company代表取締役)
→詳細とチケット購入はこちら

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『HJマルシェ』 (10:00~13:00)

「丁寧な暮らし」をテーマに、奈良のHJ GALLERYが開催する大人気のマルシェHJ MARCHEが奈良博覧会にやってきます。素材にこだわり、手間をかけてつくられたパンや焼き菓子、新鮮な野菜など本当の美味しさに出会えるマルシェです。

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『モノポリー大会』(13:30~17:00)

世界No.1ボードゲーム「モノポリー」を通して、日本各地の工芸を楽しく学べる「日本工芸版モノポリーZIPANGU」の大会を開催します。

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【11/6のイベント】
『奈良の工芸』(13:00~14:00)

出演者 :岡本彰夫氏(元春日大社権宮司)×中川淳(中川政七商店 代表取締役社長 十三代)
→詳細とチケット購入はこちら

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『HJマルシェ』 (10:00~13:00)
『鹿コロコロ絵付けワークショップ』(15:00~16:30)
『モノポリー大会』(10:00~17:00)

 ※トークショー・ワークショップ・狂言・落語は予約が必要となります。

以上のイベントでますます盛り上がる奈良博覧会。
300周年を記念したこのイベントにぜひ足を運んでいただき、新しい奈良、そして工芸の魅力を体験してみてくださいね。

【奈良博覧会会場】
奈良公園 浮雲園地内
近鉄奈良駅より徒歩約15分
JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バス 市内循環外回り「大仏殿春日大社前」下車すぐ

文・写真:庄司賢吾

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