さんち 〜工芸と探訪〜

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速報!紅葉と笑顔で賑わう大日本市博覧会「奈良博覧会」 イベントレポート

投稿日: 2016年11月3日
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こんにちは。さんち編集部の庄司賢吾です。
全国各地で行われるいろいろなイベントに実際に足を運び、その魅力をお伝えする「イベントレポート」。
今回は、11月1~6日で開催されている、株式会社中川政七商店がおくる大日本市博覧会第5回「奈良博覧会」をレポートします。
全国の産地と中川政七商店が手を組み、2016年に全国4ヶ所で開催してきた「日本の工芸を元気にする!」大日本市博覧会プロジェクト。いよいよ2016年度のフィナーレを飾るのは、中川政七商店創業の地である、奈良。大盛況にて開催中のイベントですが、今回は初日の奈良博覧会を取材して来ましたので、その模様をいち早くお伝えいたします。

『紅葉が彩る秋の古都で、奈良の工芸と遊ぶ6日間』

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近鉄奈良駅から歩いて15分ほどの距離に、奈良博覧会の会場である奈良公園浮雲園地はあります。駅を出た瞬間に包まれる、ひんやりと目の覚める凛とした空気の中でひとつ深呼吸をし、歴史ある奈良の路を興福寺の五重塔や奈良国立博物館を横目に歩いていきます。鹿と戯れる観光客で賑わう今の時期の奈良公園はちょうど紅葉が美しく、赤や黄や緑が織り成す風景に、思わず時間を忘れてしばらく見惚れてしまいました。

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実はこの奈良の地では、140年前の明治時代にも、奈良博覧会が行われました。当時は正倉院の宝物が初めて一般に公開され、奈良の名産品などが陳列され大変賑わったそうです。きっと140年前の人たちも、この穏やかな空気の中で美しい風景を見ながら、奈良の工芸に想いを馳せたことと思います。

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明治31年の奈良博覧会開催にあたり、奈良博覧協会から贈られた賞状。

そんな変わらない美しい奈良で、しかし変わることを恐れずに前に進んできた「今の奈良」の魅力を伝えるために、奈良博覧会は開催されています。日本の工芸を盛り上げるために300年歩んできた中川政七商店の歴史と、その中川政七商店が次の100年に向けてもっと日本の工芸を元気にしていくための新しい挑戦の息吹を感じられる博覧会です。三角テントの下で、この日のために各地から集まってきた食や芸能などの、工芸を中心にした様々な奈良の姿に触れられるイベントとなっています。

『熱気に包まれ初日。奈良博開幕!』

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会場には、親子連れやご年配の方、カップルや女性グループや海外の方など、様々な方々がご来場され、楽しまれている様子を見ることができました。この博覧会では、中川政七商店の全ブランドが奈良県内では初めて一堂に集結!もちろん中川政七商店以外のブランドによる奈良の技術と伝統でつくられた商品も販売しています。
物販だけではなく、博覧会開催期間中には「奈良の工芸と遊ぶ」様々なイベントが開催されています。特に、期間中常設展として開催されるイベントは必見の内容となっていました。

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工芸品の展示だけではなく、手に取りながら商品を購入することができます。

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一.奈良の十八番(おはこ)展

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奈良の地で今も続くものづくりを多くの方に知ってもらいたいという思いから、厳選した工芸・食を十八種あつめた、奈良の十八番(おはこ)展が開催されています。例えば、一刀彫に使用する小刀や、注染という今では珍しい手法で染められた手ぬぐいなど、奈良の工芸を支えてきた技術や素材、そしてそこから生まれる商品を見ることができます。奈良の工芸を見て触れて、より興味を深めていくことができる展示となっています。

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生駒市高山の特産品である茶筅(ちゃせん)。

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原材料と商品がセットで展示。かつて奈良晒は江戸幕府御用達品だったそうです。

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蚊帳生地の独特な質感はぜひ直接さわって確かめてください。

二.工芸クロニクル

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300年の記念に社史をただ作るのではつまらない。日本の工芸を元気にする企業として、工芸の歴史を紐解きながら、しかもビジネスモデルとしての工芸を振り返り、大きな屏風に描かれています。そこで気付いたこと、それは「つくり手」と「つかい手」の距離が昔より離れてしまっていること。8番目に22世紀の産地未来像として描かれている屏風は産業観光型のビジネスモデル。作り手と使い手が再び近くなるべき、という示唆だそうです。
また小ネタとして、実は各時代の屏風絵の中には中川政七商店の象徴である「麻」が様々な形で隠されているとか。合わせて「麻」の展示もされていますので、ぜひ会場でご覧ください。

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伝統的な製法で今も作られている中川政七商店の麻。

三.工芸マーケット

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古くより都があった奈良には、様々な食べ物が海の向こうから伝わり、奈良で日本の文化にあうように進化したものが多く存在します。現在も奈良には美味しい食品を作るメーカーが多く存在しています。
そんな「美味しいもの」を作る奈良県内の食品メーカー3社と中川政七商店は、昨年より商品を共同開発してきました。満を持して、奈良博覧会の場で新商品がお披露目されます。

【坂利製麺所】 奈良・東吉野村でつくる国産小麦の手延べ素麺より、熱湯 3 分・カップサイズが新登場。ランチのお供や夜食に楽しめる、気軽で季節を問わない新しい素麺の楽しみ方を提案いたします。

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【北田源七商店】 産地や品種などで異なる茶葉の特長を見極め、ブレンドする合組(ごうぐみ)は、緑茶づくりの大切な仕事。奈良最古の製茶問屋が老舗の経験を活かし、今年一番の合組によるお茶をお届けいたします。

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【奈良藤枝珈琲焙煎所】 奈良で 40 年、自家焙煎の珈琲豆を喫茶店やカフェに卸しているフジエダ珈琲から、新ブランドがデビュー。歴史の中で培った確かな目で選び抜いた珈琲豆を、一粒一粒丁寧に焙煎いたしました。

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奈良博覧会や遊中川本店でもお買い求めいただくことができます。奈良の美味しいご当地食をぜひお試しください。 また、博覧会限定で、明治ミルクチョコレートに中川政七商店ブランドの鹿が描かれた、限定パッケージのノベルティが登場します。博覧会で2,160円(税込み)以上お買い上げの方にプレゼントされるとのこと。明治チョコレートが企業コラボするのはなんと史上初とのこと!ぜひこの機会に手に入れたいですね。

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中川政七商店代表が明治チョコレートが大好きということで実現したコラボ。

四.奈良の飲食コーナー

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博覧会期間中、常設の「奈良の飲食コーナー」には、奈良県内の飲食店が出店しています。やさしい味のパンで県外にもファンが多いMIA’S BREAD、国産・完熟・無添加のドライフルーツをつくる堀内果実園など、奈良の人気店の味がまるごと楽しめます。食を通じて奈良の良いものを発信できればと、「本当に美味しいものだけ」を集めています。

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あの大人気パン屋さんMIA’S BREADも特別出店しています。

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一杯一杯じっくりと丁寧に珈琲を入れてくれる、奈良藤枝珈琲焙煎所。

これだけの人気店が集まる機会はなかなかありません。ぜひ奈良博覧会で、その美味しさをご堪能ください。

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