さんち 〜工芸と探訪〜

SUNCHI ~ Explore japan through regional crafts ~

このページの先頭へ

あなただけの
さんちの手帖に

会員登録を行うことでお気に入りの読み物に栞を挟むことが出来ます。記事に栞を挟んで自分だけの栞帖をつくってみませんか?
メールアドレス:(必須)
※ 「.@(@の前にドット)」、「..(ドット2つ)」を含むメールアドレスはご利用いただけません
メールアドレスは既に使われているか、正しい形式で入力してください
会員登録する
既にアカウントをお持ちの方は こちら

退会手続き

退会すると栞した読み物や産地の情報が完全に消去され復元することはできません。本当に退会しますか?
キャンセル
退会する

【5/18・19開催】お酒と器好きに贈る「ほろ酔い工芸」。長野県産ワインと酒器を楽しむ 長野・松本市 「工芸の五月」

投稿日: 2018年5月18日
産地: 松本
編集:
  • LINE

こんにちは、編集室いとぐちの塚田結子です。長野松本市で編集・執筆の仕事をしています。

3回にわたって地元・長野市のイベント「工芸の五月」の魅力を伝えていく連載。その2回目となる今回は、5月18、19日に行われる「ほろ酔い工芸」をご紹介します。

長野県松本市のほろよい工芸


工芸の五月とは

その前に「工芸の五月」とはのご説明を。工芸の五月は、毎年5月に行われるイベントで、松本市を中心に、美術館、博物館、ギャラリーなどで工芸にまつわるさまざまな企画を開催します。その期間は約1ヶ月です。

松本・工芸の五月・クラフトフェア

5月の最終週末には“あがたの森公園”で、人気イベントの「クラフトフェアまつもと」が行われます。

クラフトフェアは、陶芸・ガラス・木工・金属・染織などの作家さんと話しながら作品を購入できるマーケット。1000を超える応募の中から選び抜かれた、約300ものブースが並びます。

1985年にはじまり、各地のクラフトフェアのはしりと言われてる本イベント。工芸好きの方やプロのバイヤーなど、全国から多くの方が訪れます。

松本・工芸の五月・クラフトフェア

この日のために作る「お酒に合う器」。ほろ酔い工芸

さて、2011年から始まった「ほろ酔い工芸」も今年で開催8回目を数え、すっかり「工芸の五月」定番の企画となりました。

夜の松本で、「ちょっと一杯」の寄り道で工芸との思わぬ出会いを演出したい。そんな思いから生まれた本企画。

初回は中心市街にあるそば屋、チーズ専門店、バーと、焼締、木工、ガラスの各作家が手を携え、作家陣は店に合う器を用意し、飲食店はそこに盛り込む酒とつまみを考えました。

長野県松本市のほろよい工芸

(C)モモセヒロコ

2回目以降は角打ちのできる“三代澤酒店(みよさわさけてん)”に会場を定め、毎年テーマとなるお酒に合わせて作家陣が器を制作しています。

訪れた人は、器を選び、酒を汲み、肴をつまみ、器を持ち帰る、という趣向です。料金3,000円には器1点、飲み物1杯、おつまみ盛り合わせが含まれ、おかわりは別料金となります。

長野県松本市のほろよい工芸
ほろ酔い工芸の会場の三代澤商店

三代澤商店

これまでテーマとしてきたのは、地酒、長野県産ワインやシードル、蒸留酒も取り上げました。長野県には日本酒の蔵元に加え、近年ではワイナリーが続々と誕生し、また世界一の栄冠に輝いたウイスキーを生む蒸溜所もあるのです。

お酒に合わせてお出しする「おつまみ3種盛り」は、毎回、お酒好きの運営スタッフが知恵を出し合い、試食を重ね、お酒にぴったりのひと皿を完成させます。

長野県松本市のほろよい工芸
長野県松本市のほろよい工芸

それぞれのお酒に合う、お皿と酒器で

そして、それらお酒やおつまみを作家陣が制作した器に盛るわけですが、これまで陶磁の徳利やお皿、ガラスのタンブラーやピッチャー、漆の片口や杯、木のプレートやカッティングボードなどなど、さまざまな器をご提案してきました。

例えば地ビールの回では、ガラスや陶器の他に錫製のタンブラーを用意して、その飲み口を実際にお試しいただく。薄く、熱伝導性の高い錫は、ビールの冷たさをそのまま伝えます。

実際に手に取り、唇に触れ、その喉越しを味わい、錫(すず)の魅力を実感した方々は、その感動を家でも体験しようと多くの方が買って帰られました。

また、県産ワインの回では、長野県内のブティックワイナリーから作り手がみずから希少なワインをサーブ。ワインのテイスティンググラスといえば国際規格もあるほど、その味を左右するものですが、手吹きガラスや陶製のグラスでいただくワインは、テーブルワインとしてより身近に感じられました。

(C)モモセヒロコ

2018のテーマは、「長野県産ワイン」。そして5名の作家

そして2018年、今年の「ほろ酔い工芸」は、再び「長野県産ワイン」がテーマです。器を制作するのはこの5名です。

ほろ酔い工芸 作家陣

【ガラス】
「ワイルドキャッツ・グラス・スタジオ」
前田一郎(長野市)
手吹きガラスならではの個性的なゆがみや厚み。大らかな前田さんの人柄そのままの、普段使いにぴったりのグラスがそろいます。

【ガラス】
「Scratch & Noise」
加倉井秀昭(富士見町)
数々の大学で研究してきた高い技術力で、他作家からの依頼制作も引き受ける加倉井さん。精緻な模様やテクスチャーが魅力です。

【ガラス】
「あづみ野ガラス工房」
中村里菜(安曇野市)
所属するガラス工房のリーダーを務める中村さん。ワインをおいしく飲める薄さやステムの長さを追求して、ワイングラスを作ってくださいました。

【陶】
青木郁美(松本市)
故郷である松本で自然農を実践し、半農半陶の暮らしを営む青木さん。食を豊かにする陶製のワインカップとおつまみ皿を用意してくださいました。

【木工】
「大久保ハウス木工舎」大久保公太郎(松本市)
同じく故郷の松本に工房を構え、ヘラや匙、皿など、おもに食まわりの道具を中心に制作している大久保さんは、おつまみ皿を作ってくださいました。



長野県産ワインは下記5銘柄のほかに、デザートワインもご用意する予定です。また、おつまみは3種盛りと、そのほかもご用意します。

長野県産ワイン

【白ワイン】
「松本平シャルドネ」アルプス(塩尻市)
中規模メーカーならではの品質と価格のバランスが取れた、いわば「コスパの高い」ワインを作り出します。シャルドネは、上品な口あたりとミネラル感が特徴です。

【白ワイン】
「信州の地ワイン メローズ」
西飯田酒造店(長野市)
ナイアガラを花酵母で醸した、蔵元ならではのどこか日本酒っぽさを感じる、和食に合う白ワインです。

【白ワイン】
「追熟仕込み龍眼」
大和葡萄酒 四賀ワイナリー(松本市)
本社は山梨県勝沼、1913年(大正2年)創業の老舗は、日本古来の品種をミネラル感豊かなワインに仕上げます。龍眼ならではの芳醇な香りが広がる甘口の白ワインです。

【赤ワイン】
「松本平ブラッククイーン」
アルプス(塩尻市)
凝縮された果実味と適度な渋みが特徴のバランスの良い赤ワインです。

【赤ワイン】
「ピオニエ メルロー」
信州まし野ワイナリー(松川町)
松川町は長野県の南信地域に位置します。開拓者を意味する「ピオニエ」シリーズのメルローは、樽熟成を行わず、ぶどう本来の個性を感じられるミディアムボディの赤ワインです。

地元の料理店のおつまみ

【おつまみ3種盛り】
・チョリソーと生ハム入りオリーブ(松本市のスペイン料理店「壺屋」)
・ドライトマトのオリーブオイル漬け(松本市のフランス総菜店「ル・ニ」)
・クラッカーとキャベツのサラダ

【その他のおつまみ】
・季節の野菜入りトルティージャ(壺屋)
・チーズと安曇野産干しぶどうとクラッカー(佐久市の「ボスケソ チーズラボ」)




地元の作家が作った器で、長野県産ワインを飲む。

ほろ酔い気分で、ささやかながらも豊かな時間を過ごしていただければ、お酒好きの運営スタッフのひとりとして、こんなにうれしいことはありません。

長野県松本市のほろよい工芸




【工芸の五月】
期間:2018年4月29日(日)〜5月31日(木)
会場:松本市ほか、安曇野市、長野市の美術館、ギャラリーなど
オフィシャルサイト:http://matsumoto-crafts-month.com

【ほろ酔い工芸】
期間:2018年5月18日(金)15:00〜20:00、19日(日)13:00〜18:00、酒器販売は31日(木)まで
会場:三代澤酒店 長野県松本市大手4-9-11
料金:3,000円(好きな器1点、飲み物1杯、おつまみ盛り合わせを含む)
オフィシャルサイト:http://matsumoto-crafts-month.com/guide/event/4117.html



編集室いとぐち 塚田結子
「編集室いとぐち」所属。
長野市・善光寺門前にて長野県の暮らしや工芸まわりの編集・執筆を行う。
「工芸の五月」公式ガイドブック作り、クラフトフェマまつもとの機関誌・『掌(たなごころ)』の企画制作を担当。




文 : 塚田結子
写真:松本クラフト推進協会
  • LINE

Follow us

全国の工芸・産地にまつわる読み物を毎日更新しています

さんち〜工芸と探訪〜の読み物は各種ソーシャルメディアでも配信中。 今すぐフォローして最新情報をチェックしよう!

関連の読み物

「さんち 〜工芸と探訪〜」がアプリ「さんちの手帖」として登場しました。記事を読むだけではなく、旅の栞や旅印帖として使える、あなたのおともになるアプリです。

  • App Storeからダウンロード
  • Google Playで手に入れよう

アプリの詳細を見る