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街全体で工芸ファンをお出迎えする1ヶ月。松本市「工芸の五月」が開幕

投稿日: 2018年4月29日
産地: 松本
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風薫る5月。長野県、松本の街は工芸に染まります。

こんにちは。編集室いとぐちの塚田結子です。

「工芸の五月」公式ガイドブックや、クラフトフェマまつもと機関誌『掌(たなごころ)』の企画制作をしています。今回は、「工芸の五月」の魅力を3回にわたってご案内していきます。

松本・工芸の五月・クラフトフェア
松本・工芸の五月・クラフトフェア
松本・工芸の五月・クラフトフェア

「工芸の五月」は、毎年5月に行われる約1ヶ月のイベント。松本市を中心に、街中の美術館、博物館、ギャラリーなどで工芸にまつわるさまざまな企画を開催します。そして5月の最終週末には“あがたの森公園”で、人気イベントの「クラフトフェアまつもと」も。

なぜ、松本で工芸か

松本は、江戸の頃から城下町に集められた職人たちによるものづくりが行われ、昭和に入ると、そうした素地と戦後復興とが相まって、柳宗悦らが提唱した民芸運動がよく根づきました。

暮らしに手仕事が溶け込み、自然の恵みが豊かな松本には、いつしか作り手が集まります。そして彼らによって1985年にはじめられたのが「クラフトフェアまつもと」です。

5万人の工芸ファンが全国から集まる

たった45人の出展ではじまった初回から開催30回を超え、280人の出展者と5万人の来場者を数えるまでになりました。全国から集まる工芸ファンを松本の街全体でお迎えしようと、2007年にはじまったのが「工芸の五月」です。

松本・工芸の五月・クラフトフェア
松本・工芸の五月・クラフトフェア
松本・工芸の五月・クラフトフェア

(C)モモセヒロコ

松本・工芸の五月・クラフトフェア

5月最終週末の2日間から5月まるごとの1カ月間へ。あがたの森公園から街なかへ。「クラフトフェアまつもと」から「工芸の五月」へと会期も会場も広がって、工芸にふれあえる機会がぐっと増えました。

中心市街の、50の会場と70の企画

今年は約50の会場で、約70の企画展やワークショップが行われます。ほとんどの会場が中心市街に近接し、歩いて回ることができます。

松本・工芸の五月・クラフトフェア
松本・工芸の五月・ほろ酔工芸

(C)モモセヒロコ

JR松本駅からあがたの森公園までが1.5㎞、徒歩にして20分ほど。市街は駅と公園の間に広がります。ちなみにJR新宿駅から松本駅までは、中央線を走る特急あずさで3時間弱です。

「工芸の五月」が地元にも定着したここ数年は、独自の企画が商店街ごとに行われ、道には露店が並び、夜ともなれば屋台に火が灯り、どこを歩いても街はにぎやかです。そしてあちこちに湧水が湧き、せせらぎが水音を立て、街歩きに興を添えます。

松本・工芸の五月・ほろ酔い工芸

28人が手作りした椅子が並ぶ、「はぐくむ工芸 子ども椅子展2018」

さて、ゴールデンウィークとともにはじまる「工芸の五月」。5月初旬の企画をいくつかご紹介します。

あがたの森公園では、連休に合わせて「はぐくむ工芸 子ども椅子展2018」が行われます。長野県内の木工作家28人が手作りした椅子が60脚ほど芝生の広場に並びます。

松本・工芸の五月・はぐくむ工芸 子ども椅子展2018
松本・工芸の五月・はぐくむ工芸 子ども椅子展2018
松本・工芸の五月・はぐくむ工芸 子ども椅子展2018

形も風合いも、手触りもさまざまな椅子は、ひとつとして同じものはありません。お気に入りを見つけたら、購入することができます。なかには後日配送となるものもありますので、スタッフまでご確認を。

椅子の展示に合わせて「光るどろだんご」作りやけん玉遊び、音楽隊の演奏や絵本の読み聞かせが行われます。広々とした公園ですから、小さなお子さん連れでも気兼ねなく楽しめます。

ゴールデンウィークに参加したい企画が目白押し

また、連休に合わせてオープンする「信毎メディアガーデン」は、長野県が誇る新聞社の新社屋ですが、誰でも気軽に立ち寄れる複合施設でもあり、新たな会場に加わります。

ここを起点とする人気ツアー「水のタイムトラベル」では、松本在住の建築家が水や工芸、歴史などに着目した街歩きにご案内します。

3階キッチンでは「井戸端プリント」による「zine(ジン)」と呼ばれる小冊子作りのワークショップが行われます。

また、普段は閉ざされた“池上邸”の木戸が開き、蔵が一般公開される貴重な特別企画もあります。ここを会場に行われる「池上喫水社」は、松本在住のガラス作家、田中恭子さんが制作した装置を使い、L PACKという男性2人組が松本の湧水を8時間かけてコーヒーに変換するというインスタレーションです。

薄暗い蔵のなか、天井から吊られたガラス器から、細く長いガラス管を水が伝い、やがて木の床に置かれたガラス器にコーヒーが滴る。
水とガラスとコーヒーが織りなす空間で、光と香りと微かな音を感じたら、蔵の持ち主、池上さんが丹精する庭先でコーヒーを味わいましょう。

工芸の五月松本・工芸の五月・池上喫水社
松本・工芸の五月・池上喫水社
松本・工芸の五月・池上喫水社
松本・工芸の五月・池上喫水社

ほかにも松本市美術館では「草間彌生」展が、松本市内の各ギャラリーでは企画展が行われます。また、市街から少し離れますが、松本民芸館もおすすめです。館が一押しする名品が松本民芸家具で統一された館内に並びます。




くわしくは「工芸の五月」公式サイトまで。また、企画を網羅した公式ガイドブック“工芸の五月2018オフィシャルガイドブック”もあります。よかったら手にとってみてくださいね。

まだまだある「工芸の五月」の見どころ、続きは第2回をお楽しみに!





【工芸の五月】
期間:2018年4月29日(日)〜5月31日(木)
会場:松本市ほか、安曇野市、長野市の美術館、ギャラリーなど
オフィシャルサイト:http://matsumoto-crafts-month.com

【はぐくむ工芸 子ども椅子展2018】
期間:2018年5月1日(火)〜6日(日)10:00〜17:00(1日は13:00〜、荒天中止)
会場:あがたの森公園 平和広場(長野県松本市県3-2102-4)
オフィシャルサイト:http://matsumoto-crafts-month.com/guide/exhibition/4112.html



編集室いとぐち 塚田結子
「編集室いとぐち」所属。長野市・善光寺門前にて長野県の暮らしや工芸まわりの編集・執筆を行う。




文 : 塚田結子
写真:松本クラフト推進協会
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