さんち 〜工芸と探訪〜

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愛しの純喫茶

益子の純喫茶「古陶里」ランチのポークステーキも益子焼で

投稿日: 2017年12月5日
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こんにちは。さんち編集部の尾島可奈子です。

お店の中だけ時間が止まったようなレトロな店内に、煙草がもくもくしていたり‥‥懐かしのメニューとあたたかな店主が迎えてくれる純喫茶は、私の密かな楽しみです。

旅の途中で訪れた、おすすめの純喫茶を紹介する「愛しの純喫茶」。今回は、焼き物の町、益子で地元ファンも多いという「古陶里 (ことり) 」さんを訪ねます。

益子のメインストリート、城内坂から北へおよそ10分。窯元めぐりの成果を両手いっぱいに歩いていると、白壁の美しいログハウス風のお店に出会いました。

お店の外観
可愛らしい看板が出迎えてくれました

可愛らしい看板が出迎えてくれました

よし、ちょっとひと息つこうと中に入ると、高い天井にほの明るいランプの照明。器探しにはり切っていた肩の力がゆっくり抜けていきます。

店内の様子

オーナーご夫妻が切り盛りするお店は、築100年以上の古民家を引き取って、45年ほど前に始めたのだそう。使い込まれた木のテーブルに、可愛らしいメニューがよく似合います。

メニュー

ちょうどお昼時。お腹も空いていたので、おすすめのポークステーキを注文しました。ほかほかと湯気を立てる料理を運んでくれたのは奥さん。

ポークステーキランチ

「ステーキを食べ終わったら、ソースが残るでしょう。ご飯を半分残しておいて、一緒に食べると美味しいわよ」

とっておきの食べ方を教えてもらいました。もちろん、ぽってりと厚みのある器はどれも益子焼です。

やさしい水色が料理を引き立てます

やさしい水色が料理を引き立てます

ご飯がのっているお皿も‥‥

ご飯がのっているお皿も‥‥

スープ皿も、もちろん益子焼です!

スープ皿も、もちろん益子焼です!

お腹いっぱいになって、しめのコーヒーを頼みます。今度はご主人が運んできてくれました。

濱田窯のコーヒーカップ

「これは濱田庄司さんの開いた、濱田窯の器ですよ」

日用の器の産地としての益子の基礎を築いた濱田庄司。そのコレクションや当時の暮らしを拝見できる益子参考館へは、ちょうどこの後向かうつもりです。

聞けばメニューや看板のイラストは、近くの和紙産地である那須烏山市の和紙作家さんによるものだそう。ここにも、ものづくりとのご縁がありました。

お店に飾られていた原画。お店を始めた当初の看板娘だった奥さん、妹さん、ご友人の3人がモデルだそうです

お店に飾られていた原画。お店を始めた当初の看板娘だった奥さん、妹さん、ご友人の3人がモデルだそうです

器探しのひと息に訪れた喫茶店で、また益子焼の器に出会う。土地の器が当たり前に出てくる贅沢を味わいました。

古陶里
栃木県芳賀郡益子町益子2072
0285-72-4071
営業時間:11:00~19:00
不定休

文・写真:尾島可奈子
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