さんち 〜工芸と探訪〜

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産地の工芸品

香川

丸亀・琴平

さぬきのりぞめ 讃岐のり染

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概要

讃岐のり染とは、香川の伝統工芸品で、もち米でつくられた防染のための「のり」を布地に置き、その部分を染め抜いた染物のこと。鮮やかな色彩が特徴で、大漁旗や祝い旗、のれん、のぼり、獅子舞の油単(ゆたん・獅子の胴布)など、暮らしの中の「ハレの日」を彩っている。

祭りの法被。手描きでのりを置くため、一つひとつ表情がちがう

祭りの法被。手描きでのりを置くため、一つひとつ表情がちがう

「筒描き」技法でのりを引く。

「筒描き」技法でのりを引く

毎年春に、琴平町で行われる「こんぴら歌舞伎大芝居」ののぼりは讃岐のり染のもの

毎年春に、琴平町で行われる「こんぴら歌舞伎大芝居」ののぼりは讃岐のり染のもの

歴史

讃岐のり染の起源としては定かではないが、一年を通じて晴れの日が多く降水量が少ないという瀬戸内の気候は染物に適しているといわれており、古くからこの地域で染物が盛んであったことがわかっている。江戸時代には高松城の紺屋町を中心に多くの染物屋が軒を連ね、主に藍染を中心として生活に密着したさまざまなもの、野良着や着物がつくられていた。
この地方では藍の収穫も多かったため、讃岐のり染の工房も藍甕(あいがめ)を持っているところがほとんどであったといわれており、それと共にのり染も発展したといわれている。のり染は、うるち米に塩や石灰を混ぜてつくる「のり」を布地に置くことでその部分を染まらなくする技法。一般的には、型を使ってのりを置く方法と、渋紙の筒袋「筒」を使ってのりを絞り出して描くという「筒描き」という技法があるが、讃岐のり染は「筒描き」で染められることが多いという特徴がある。手で自由に引かれる線を布の上に直接描くことで、職人の手の勢いがいきいきと布状にあらわれる染物である。
時代の流れにより、たくさんあった讃岐のり染の工房も現在では香川県内に数軒を残すのみとなっており、小規模の工房がそれぞれに技術を伝承してきているのが現状。しかし、地元祭りで使われる獅子の油単(ゆたん)を多く染める工房や、琴平「こんぴら歌舞伎」のお膝元で春恒例のこんぴら歌舞伎に使われるのぼりを染める工房など、土地の文化と密接につながりながら、讃岐のり染の文化は地元に愛されて伝統を受け継いでいる。

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