さんち 〜工芸と探訪〜

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日本のおやつ職人・まっちんと行く、京都の厳選あんこ菓子巡り 「神馬堂」の焼き餅・「嘯月」の季節の和菓子・「とらや」のきんとん・「茶菓 円山」の創作菓子・「梅香堂」のホットケーキ

投稿日: 2018年12月11日
産地: 京都
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「梅香堂」のホットケーキ

東福寺近くにある「梅香堂」
東福寺近くにある「梅香堂」

そして少し離れた東福寺近くにある「梅香堂」さんへ。

町の甘味屋さんというのが最適な店構えとメニュー。あんみつ系や氷などかなり豊富なメニューですが、ここでのお目当は、これまた大人気のホットケーキ。

シンプルなホットケーキもありますが、あんこやソフトクリームをガツンと盛り付けた超ボリュームのホットケーキ目当てに行列になることもあります。

我々、4軒で(実は洋菓子の店にも寄ったので5軒)甘味を食した後なので、さすがにレギュラーポーションは厳しく、少し減らしてもらいました。それでも十分な迫力です。

こちらのホットケーキは銅板でじっくりふんわり焼いています。あっさりホットケーキに、甘さしっかりのあんこはバランス良し。

東福寺近くにある「梅香堂」でホットケーキを食べる様子

この店、実はまっちんの叔母さんが経営者。まっちんには小さい頃から食べている懐かしくて、変わらない味なのです。

あんこに対しては仕事モードになり、冷静になりにくいというまっちんでも、ここではホッとしたリラックスムードを感じました。

趣旨としては、心動かされる一つを選ぶということでスタートしましたが、結果それは無理があり、それぞれ立ち位置の違う和菓子として卓越していることを、改めてまっちんも私も納得しました。

そもそもが厳選された五軒なので、どこもに感動と感心しか生まれなかった訳です(笑)。

ただ、まっちんの仕事論というかあんこ論?をじっくり聞くことができ、友人としても一ファンとしても良き時間となりました。

独学で和菓子やあんこについて学んでいたまっちんにとって、昔は個人店にアンテナがありましたが、最近は「とらや」「六花亭」などが気になり魅力を感じるのだと。

ブランドとしてちゃんとしているし、守っていることと残るために攻めていることの両輪がある。

町野さんも、「まっちん」を自分なりに残していく方法は?と考えるし、それは何かのためであるという目的を持たねばならないと。今であれば、生産者、加工者、消費者のつながりを考え、売れていなけば続かないということに意識を置いているそうです。

その中で、慣れというのが怖く、たまに食べ歩きをしたりして刺激を得たり、味だけでなく姿勢も含めて参考を得るようにしている。和菓子に限らず、繁盛店を知ったらその理由を探るとも。

そんな話を聞いて、常々まっちんの探究心や、真摯な姿勢には尊敬の念を頂いていましたが、この1日でも改めてその思いを強くし、視野も随分広くなったんだなという姉のような気持ちも抱きました。

NHKのきょうの料理のレシピも100パターン、述べ1500個は作ったという話。

そんな人がいるなんて!心底驚きつつ、最近では、職人まっちんの手から生まれた和菓子を食べられるチャンスがめっきり減りましたが、いつの日かまた進化した「まっちんのあんこ菓子」を食べられることを願って楽しみにしているのです。

 

<訪ねたお店>
神馬堂
京都府京都市北区上賀茂御薗口町4
電話:075-781-1377

嘯月
京都府京都市北区紫野上柳町6
電話:075-491-2464

とらや菓寮
京都府京都市上京区一条通烏丸西入広橋殿町400
電話:075-441-3113
HP:https://www.toraya-group.co.jp/toraya/shops/detail/?id=55

茶菓 円山
京都市東山区円山公園内
電話:075-551-3707
HP:http://sakamaruyama.com/

梅香堂
京都府京都市今熊野宝蔵町6
電話:075-561-3256

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町野仁英 まちのきみひで

三重県伊賀市生まれ。愛称まっちん。
地元農家で無農薬の米作りを学んだ経験をきっかけに独学で和菓子作りを始め、
2004年に「和菓子工房まっちん」を開店。
米や豆や粉のおいしさを生かした独自の和菓子を作る。
2010年から岐阜県岐阜市に活動拠点を移し、和菓子屋「ツバメヤ」の立ち上げ、商品開発に携わる。
2012年より老舗油屋「山本佐太郎商店」とのコラボ商品として
かりんとうやビスケットなどの「大地のおやつ」を生み出し、全国に向けて販売している。
商品開発や製造指導を手がける傍ら、職人として日々和菓子やおやつを探求中。
HP:日本のおやつづくり まっちん https://www.mattin.jp/

細萱久美 ほそがやくみ

元中川政七商店バイヤー
2018年独立
東京出身。お茶の商社を経て、工芸の業界に。
お茶も工芸も、好きがきっかけです。
好きで言えば、旅先で地元のものづくり、美味しい食事、
美味しいパン屋、猫に出会えると幸せです。
断捨離をしつつ、買物もする今日この頃。
素敵な工芸を紹介したいと思います。

文・写真:細萱久美

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