さんち 〜工芸と探訪〜

SUNCHI ~ Explore japan through regional crafts ~

このページの先頭へ

あなただけの
さんちの手帖に

会員登録を行うことでお気に入りの読み物に栞を挟むことが出来ます。記事に栞を挟んで自分だけの栞帖をつくってみませんか?
メールアドレス:(必須)
※ 「.@(@の前にドット)」、「..(ドット2つ)」を含むメールアドレスはご利用いただけません
メールアドレスは既に使われているか、正しい形式で入力してください
会員登録する
既にアカウントをお持ちの方は こちら

退会手続き

退会すると栞した読み物や産地の情報が完全に消去され復元することはできません。本当に退会しますか?
キャンセル
退会する

非公開ゾーンに特別潜入!菅原工芸硝子のシークレット工場見学で、私たちは何を見たのか さんち2周年記念ツアーは「富士山グラス」の菅原工芸硝子 (Sghr) へ 後編

投稿日: 2018年11月30日
産地: 九十九里
  • LINE

「ここから先はすみませんが、撮影NGでお願いします」

11月のよく晴れた日曜日。

さんち編集部は6名の読者の方とともに千葉・九十九里の菅原工芸硝子さんを訪れていました。

Sghrこと菅原工芸硝子さん。年間を通して一般の方の見学やガラス作りの体験を受け付けています

Sghrこと菅原工芸硝子さん。年間を通して一般の方の見学やガラス作りの体験を受け付けています

目的はさんち2周年を記念して企画したシークレット工場見学ツアー。

移動は貸切バス!さんちの取り組みをクイズ形式で紹介したりしながら、一路九十九里へ

移動は貸切バス!さんちの取り組みをクイズ形式で紹介したりしながら、一路九十九里へ

あっという間に到着!みんなでいざ、工場見学へ!

あっという間に到着!みんなでいざ、工場見学へ!

昨日のレポート前編では、菅原裕輔社長直々に工場内を案内いただき、人気の「富士山グラス」などのガラス作りを間近で見学したところまでお届けしました。

前編はこちら:「ガラスは液体?シークレット工場見学で知った真実」
厚さなどが記された製造見本を持つ菅原社長

菅原社長。富士山グラスの製造見本を手に

熱気に満ちたガラス作りの現場

熱気に満ちたガラス作りの現場

高温の炉から液状のガラスを竿に巻き取って、製品作りがスタートします

高温の炉から液状のガラスを竿に巻き取って、製品作りがスタートします

この富士山グラスが‥‥

この「富士山グラス」が‥‥

目の前で作られています!炉から竿に巻き取ったガラス玉を型に入れて、空気を吹き入れているところ

目の前で作られています!炉から竿に巻き取ったガラス玉を型に入れて、空気を吹き入れているところ

富士山グラスは31人いる職人さんの中でも、3名の方しかできない高難度の商品だそう

富士山グラスは31人いる職人さんの中でも、3名の方しかできない高難度の商品だそう

出来立てホヤホヤ (本当に高温です) !

出来立てホヤホヤ (本当に高温です) !

他にも、変幻自在に姿を変えるガラス作りを目の前で見学できました

他にも、変幻自在に姿を変えるガラス作りを目の前で見学できました

説明をしながら工程を見せてくれたのはこの道53年の塚本さん。長年の経験から、常に新しいものづくりに取り組まれています

説明をしながら工程を見せてくれたのはこの道53年の塚本さん。長年の経験から、常に新しいものづくりに取り組まれています

ひとつひとつの動きに迫力があります

ひとつひとつの動きに迫力があります

ひと通りものづくりの様子を見終えたところであったのが、冒頭のアナウンス。

5000アイテムを揃える菅原さんのものづくりを支える、心臓部を見せてくれるというのです。

一同、期待と緊張を胸に社長のあとに続きます。

撮影NGのとある場所へ

菅原さんが誇る5000のガラス製品のアイディアは、全て職人から生まれます。彼らがデザインから発想し、チームとなって製品を生み出すのです。

その自由な発想を大事にするため、外部発注では時間もコストもかかる型を自社で製造しています。

通常は一般の方をまず入れないという型倉庫を、特別に見せていただきました。

ここからは撮影NG。特別な機会をいただきました

ここからは撮影NG。特別な機会をいただきました

先ほどの富士山グラスの製造にも、型が使われている

先ほどの富士山グラスの製造にも、型が使われている

実験段階のものも「まずは作ってみよう」とすぐ型を起こすそう。所狭しと型が並んだ倉庫はひっそりとしていましたが、ゼロからものを生み出す静かなエネルギーに満ちているようでした。

さらにもうひとつ、社外の人は通常立ち入れない開発室へ。

開発室へ

菅原さんでは、休みの日でも職人さんが自由に道具や材料を使うことができます。

そこで生まれたものをこの開発室に置いておいて、開発会議の時に検討するのです。室内にはずらりと新製品の卵たちが並んでいました。

創作のルールはたった二つ。暮らしの中で使えるものであること。一人で完結せず、みんなで作ることを前提にすること。

「ガラスで何かやりたいことがあるなら、うちで実現できるようにと思っています。

休憩時間も、しっかり休んでと言っているのに、空いた時間ですぐ職人たちは創作に没入してしまいます。本当にガラスが好きが集まっていますね」

毎年大量の提案が出る新商品の選考会議で候補を絞り込む作業は、いつも菅原さんの頭を悩ますそうです。

開発室

いよいよガラス作り体験へ!

ここからはいよいよツアーのお楽しみ、ガラス作りの体験へ。徳利、カップやピッチャーなど、事前に選んでおいた形と色で一人一人ガラス作りに挑戦です。

サンプルから選んでいる様子。みんな真剣な表情でした

サンプルから選んでいる様子。みんな真剣な表情でした

腕にはしっかりとアームカバーと軍手をつけます

腕にはしっかりとアームカバーと軍手をつけます

指導してくださるのは、先ほど熟練の技を見せてくださった塚本さん!普段は体験の担当はされないそうですが、今回特別に対応くださいました。

塚本さん。素敵な笑顔です

塚本さん。素敵な笑顔です

竿を回しながらガラス玉を吹くのが、一番難しいそう

竿を回しながらガラス玉を吹くのが、一番難しいそう

ぷうっと膨らんできました!

ぷうっと膨らんできました!

大きさも個人の好みに合わせて調節してくれます

大きさも個人の好みに合わせて調節してくれます

途中途中を塚本さんがアシストしてくれます

手取り足取り教えてもらいながら‥‥

手取り足取り教えてもらいながら‥‥

口の部分の広さも自分で調整

口の部分の広さも自分で調整

取っ手づけにもチャレンジ!

取っ手づけにもチャレンジ!

ひとつ出来上がるたびに、「お〜」と歓声と拍手が。

見守る側も真剣です

編集部として何より嬉しかったのが、参加されている皆さんの笑顔。

作っている様子

「自分で作ると、かわいい」と一人の方が話してくれました。

これこそ、工芸産地を旅して好きになる「さんち旅」の醍醐味。自分の目で見て、耳で聞いて、熱気を肌で感じる体感は、現地でしか味わえません。

何気なく使っている暮らしの道具が、一層愛おしくなる瞬間です。

作品が完成するのは3時間ほど後。

それまでランチとお買い物を楽しみます。敷地内にはガラスの器を活かしたカフェと、さっき目の前で作られていた器を実際に購入できるショップが併設されているのです。

併設のsghrcafeにてランチへ!

併設のsghrcafeにてランチへ!

見学や体験の感想を話し合います

見学や体験の感想を話し合います

千葉特産のピーナッツペーストを挟んだサンドイッチ。もちろん器は菅原さんのガラス製です

千葉特産のピーナッツペーストを挟んだサンドイッチ。もちろん器は菅原さんのガラス製です

千葉らしいしらすのパスタや‥‥

こちらはキーマカレー

こちらはキーマカレー

最後にはしっかりデザートもいただきました。こんな風に使えるのか、と器の使い方の参考にも

最後にはしっかりデザートもいただきました。こんな風に使えるのか、と器の使い方の参考にも

最後はお買い物です!

最後はお買い物です!

美しいガラスの器が所狭しと並びます

美しいガラスの器が所狭しと並びます

マットな黒い器を発見!工場見学を終えた後なので、誰ともなく「どうやって作っているんだろう」という質問が出ていました

マットな黒い器を発見!工場見学を終えた後なので、誰ともなく「どうやって作っているんだろう」という質問が出ていました

店内にはもちろん、富士山グラスも

店内にはもちろん、富士山グラスも

こうしてあっという間に1日が過ぎて行きました。

帰りには無事完成した自分の作品と、菅原さんからお土産もいただいて、九十九里をあとにします。

皆さんの力作!同じアイテムでも、一点一点個性が現れます

皆さんの力作!同じアイテムでも、一点一点個性が現れます

最後は菅原社長直々にお土産もいただきました

最後は菅原社長直々にお土産もいただきました

1日の感想なども分け合いながら、3連休最終日の渋滞も乗り越えて、無事東京まで戻ってきました。

編集部にとっても、参加者の方にとっても初めての「さんち旅」ツアー。

体験では見守り役だった編集部メンバーはまず、改めて体験に来ようと決意を新たにしています。

こうして足を運ぶごとにその土地のものづくりが好きになっていく体感は、誰より編集部が感じている事かもしれません。

またやってほしい!との嬉しい言葉もいただいたので、またパワーアップして企画したいと思います!

ご参加いただいた皆さん、そしてご応募いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

帰りは渋滞にもめげずかんぱーい!

帰りは渋滞にもめげずかんぱーい!

<取材協力>
菅原工芸硝子株式会社
千葉県山武郡九十九里町藤下797
http://www.sugahara.com/

文:尾島可奈子
写真(一部除く):西木戸弓佳
  • LINE

Follow us

全国の工芸・産地にまつわる読み物を毎日更新しています

さんち〜工芸と探訪〜の読み物は各種ソーシャルメディアでも配信中。 今すぐフォローして最新情報をチェックしよう!

関連の読み物

「さんち 〜工芸と探訪〜」がアプリ「さんちの手帖」として登場しました。記事を読むだけではなく、旅の栞や旅印帖として使える、あなたのおともになるアプリです。

  • App Storeからダウンロード
  • Google Playで手に入れよう

アプリの詳細を見る