さんち 〜工芸と探訪〜

SUNCHI ~ Explore japan through regional crafts ~

このページの先頭へ

あなただけの
さんちの手帖に

会員登録を行うことでお気に入りの読み物に栞を挟むことが出来ます。記事に栞を挟んで自分だけの栞帖をつくってみませんか?
メールアドレス:(必須)
※ 「.@(@の前にドット)」、「..(ドット2つ)」を含むメールアドレスはご利用いただけません
メールアドレスは既に使われているか、正しい形式で入力してください
会員登録する
既にアカウントをお持ちの方は こちら

退会手続き

退会すると栞した読み物や産地の情報が完全に消去され復元することはできません。本当に退会しますか?
キャンセル
退会する

開け、KOUBA!産地を味わう秋の4日間「燕三条 工場の祭典」2016 イベントレポート

  • LINE

燕市吉田本町の地で27代続いてきたキュウリとお米の農家「ひうら農場」。2000年から始めた無農薬・無化学肥料での米の栽培では、稲と草と生き物を観察するために手で草を抜くことを基本にしているそうです。

pa080312

こちらではキュウリの収穫体験を!27代目の樋浦幸彦さんがキュウリの収穫の仕方を教えてくれます。キュウリを求めて緑の中へ突入。大きなキュウリを見つけると、嬉しい!童心にかえって宝探し気分です。

pa080324

小さな赤ちゃんキュウリにも出会えました。思う存分収穫して袋いっぱいにキュウリを抱え、一息ついたら、お腹がぐぅ。すると、樋浦さんの作った新米で作ったおにぎりの振る舞いがありました。おにぎりだけではなく、お味噌汁やキュウリのおつけものなど、こちらで採れた豊かな作物をいただきます。なんて幸せなひととき。

pa080337

「耕場」Tシャツは、太陽 (ピンク) と水 (青) のストライプ。皆さんの笑顔が印象的でした。

シイタケ農家「しいたけ新六」では、秋の山をイメージした気温や湿度を管理し、年間を通じて安定したシイタケ収穫を行っています。

pa090493

施設内には菌床がずらり。菌床からぴょこんとシイタケが顔を出しています。

pa090487

大きくて肉厚ぷりぷりなシイタケを作っているのは近藤孝志さん。会社員からシイタケ農家に転職したという近藤さん。鮮度が命のシイタケを新鮮なまま味わってもらえるよう、日々試行錯誤されているそうです。

「三条スパイス研究所」は、東京押上にある「スパイスカフェ」の伊藤一城シェフ監修のもと、食をはじめ地域のさまざまな資源をスパイスのようにミックスすることで、街や暮らしを再編集することを目指す食堂。

pa070098

ピンクストライプのプロジェクションに彩られ、この日は祭典バージョンです。

pa070107

トレーに盛られたご飯と、季節の野菜を使ったスパイスおかずにカレーをかけて、自分で混ぜながらワンプレート上で味の調合を楽しめるメニューが基本。写真はターリーセット1,200円。

pa070102

この日はステージえんがわにて、「燕三条 工場の祭典」プロデューサーの山田遊さんと、スパイス研究所所長の伊藤一城シェフとのトークショーが行われていました。「燕三条 工場の祭典」では、夜も楽しむことができるイベントが各所で行われているので、宿をとってゆっくり訪れるのがおすすめです。

続いては、産地でつくられた品を手にすることができる「購場」へ。
——— 開け、KOUBA!

燕市の「ツバメコーヒー」は、コーヒーと喫茶、生活道具のあるお店。

pa080348

さまざまな生活道具を揃えたショップは、地元でつくられているものを中心に、愛着を持って長く使えるものを案内したいとの店主の思いを込めた商品が扱われています。コーヒー周りのものはもちろん、ブックカバーや手ぬぐいなど「ツバメコーヒー」オリジナル商品もたくさん。

pa080343

良質なコーヒー豆をシンプルに焼いて淹れたコーヒーを、大きなブックシェルフとソファ、カウンターのある空間で楽しむことができます。カップになみなみ、たっぷりと提供されるコーヒーでゆっくりくつろげるのが嬉しい。

pa080350

看板犬の黒スケは、おとなしくていい子。コーヒータイムを一緒に過ごすことができます。

そして、「工場の祭典」とタイアップして今回同時開催されたのが、中川政七商店の「新潟博覧会」。これは、全国の産地と中川政七商店が手を組んで「日本の工芸を元気にする!」という「大日本市博覧会プロジェクト」の一環で、産地で工芸と出会い、学び、体験し、土地の魅力を再発見するというコンセプトで開催されているもの。「新潟博覧会」では閉校になった小学校をリノベーションして作られた三条ものづくり学校が会場となり、大きな「購場」を担いました。

pa070081

エントランスでは、中川政七商店が今年300周年を記念して制作した、匠の技と新進気鋭の技が対峙した二体の鹿オブジェが迎えてくれました。

5p1a8768

メイン会場の天井には、三条六角巻凧が!そして、日本各地の工芸品と中川政七商店の商品を販売する巨大な物販ブースが登場。新潟博覧会の開催をきっかけに誕生した、地元メーカーと中川政七商店とのコラボレーションアイテムも揃っていました。

アウトドア用品の製造・販売をする「Snow Peak」と、雑貨だけでなく茶道具を扱う中川政七商店がコラボレーションした野点セット。

アウトドア用品の製造・販売をする「Snow Peak」と、雑貨だけでなく茶道具を扱う中川政七商店がコラボレーションした野点セット。

_q0a2639

SUWADAの爪切りで有名な「諏訪田製作所」の技術でオリジナルの爪やすりを製作。中川政七商店の手績み手織り麻ケースと袋、ukaのネイルオイルが付いた、爪のお手入れセット。

img_5229

バイヤー細萱久美さんが選んだ燕三条の逸品コーナーは、お客さんがぎっしり。ステンレス製のカレー皿を手に抱え「お土産にと思って見ているうちに、自分用にも欲しくなったので真剣に選んでいます。(笑) 」と、お客さん。

そして米どころ新潟は、おいしいものの宝庫!会場では、地元の企業やお店と中川政七商店のコラボレーションによる新潟の食材をたっぷり使ったメニューを楽しむことができました。

また、ものづくりの町である三条の名士たちと、中川政七商店 十三代 中川淳さんが行政や経営、工芸の話を語りあうトークショーも行われ、これからの町を思う多くの方々が耳を傾けていました。

まだまだ紹介しきれないほど、たくさんのKOUBA (工場・耕場・購場) の扉が開かれていた「燕三条 工場の祭典」。
このイベントを通じて感じたことは、この町がとても豊かな産地であること。そして何より、ものづくりに携わる方々の思いや誇りです。丁寧にものづくりをされている様子や、作り手の顔を見ると、ものへの愛着が何倍にも膨らみました。ものづくりに触れるには、作られた「もの」だけでなく、その土地の空気を存分に感じる「こと」も、とても大切。心が満たされ、お腹も満たされ、とにかく五感が満足したイベントでした。
次回の「燕三条 工場の祭典」はどんなことが楽しめるのか、今からとても待ち遠しいです。

文・写真:杉浦葉子
(トップ写真:©「燕三条 工場の祭典」実行委員会

1 2
2⁄2
  • LINE

Follow us

全国の工芸・産地にまつわる読み物を毎日更新しています

さんち〜工芸と探訪〜の読み物は各種ソーシャルメディアでも配信中。 今すぐフォローして最新情報をチェックしよう!

関連の読み物

「さんち 〜工芸と探訪〜」がアプリ「さんちの手帖」として登場しました。記事を読むだけではなく、旅の栞や旅印帖として使える、あなたのおともになるアプリです。

  • App Storeからダウンロード
  • Google Playで手に入れよう

アプリの詳細を見る