さんち 〜工芸と探訪〜

SUNCHI ~ Explore japan through regional crafts ~

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産地の工芸品

高知県

高知

厚みがあり、本物のバラのように見える 厚みがあり、本物のバラのように見える

とささんご 土佐サンゴ

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概要

高知県の特産品。19世紀に高知県月灘沖(現在の大月町)で漁師がたまたまサンゴを引き上げたのが、国産のサンゴの始まりといわれ、明治期より加工技術が発展していく。高知ではサンゴが豊富に採取でき、優れた加工技術が伝承されてきたことから、アクセサリーや数珠など全国のサンゴ製品の8割以上を生産している。

歴史

サンゴの歴史は古く、2000年程前にイタリアの地中海沖で発見されたのが始まりと言われている。その後、シルクロードを通じて東洋に伝わり、日本にも伝来。サンゴは仏教の七宝のひとつでもあり、魔除けなどのお守りとして身につけられてきた。

日本のサンゴは、1812(文化9)年、高知県月灘沖(現在の大月町)で漁師がたまたまサンゴを引き上げたのが始まりといわれている。以降、土佐沖でのサンゴの採取漁が行われていたものの、1838(天保9)年、土佐藩が江戸幕府への強制献上品に指定されるのを恐れ、サンゴの採取、所持、販売が禁止される。

当時はサンゴの噂をすることも禁じられ、土佐の海岸地域では「お月さん ももいろ だれんいうた あまんいうた あまの口 ひきさけ」と密かに唄われるようになった。「サンゴの秘密をもらした海女の口を引き裂け」というこの唄は、土佐に伝わるわらべ唄として今も語り継がれている。

わらべうたを題材にした絵本『お月さんももいろ』(文・松谷みよ子/絵・井口文秀)

明治の廃藩置県後、サンゴの採取が自由化されると、国内だけでなく、サンゴ加工が盛んなイタリアからも買い付けに来るなど、高知県は世界から注目されるサンゴ産地となる。

サンゴは珊瑚虫(さんごちゅう)と呼ばれる動物であり、口の周囲にある触手の数によって、六放サンゴ(6本)と八放サンゴ(8本)に分類される。加工に使う八放サンゴは、海底100m以上の深海から採れるもので、六放サンゴであるサンゴ礁やイソギンチャクとは種類が違う。また、桃、赤、白、ピンクなど色の違う品種があり、中でも「血赤珊瑚」という濃い赤色の品種は「トサ」と呼ばれ、世界中から注目されている。

サンゴはとても硬いため、加工には歯科技工士が使うものと同じ道具が使われる。高知では、立体的に彫っていく「土佐彫り」が伝統技術として伝わっている。

1990年頃をピークに、近年サンゴの採取が減少。養殖の研究も進められているが、1センチ成長するのに数十年かかることから、技術を継承していくためにも資源の確保が必要となっている。

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