さんち 〜工芸と探訪〜

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金沢城公園

技法やデザインが工夫された多彩な石垣が見られる「石垣の博物館」

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加賀百万石の城下町、金沢。そのシンボルである金沢城の歴史は、16世紀半ば、本願寺が布教の拠点として「金沢御堂」を創建したことに始まる。その後、織田信長の命を受けた佐久間盛政により築城が開始され、3年後の1583(天正11)年に前田利家が入城、本格的な城作りが行われる。以降、1869(明治2)年まで加賀藩前田家14代の居城として金沢城が置かれた。

明治以降は陸軍の拠点として、戦後は金沢大学のキャンパスとして利用されていたが、1996年より整備が始まり、2001年、「金沢城公園」として公開。現在も復元整備が行われている。

金沢城の特徴に、多彩な石垣がある。利家の時代に築かれた「自然石積み」、三代利常時代の「粗加工石積み」、五代綱紀時代の「切石積み」など、主に7期に分類。出入口や庭園といった場所に応じた技法やデザインが工夫されている。これほど多種多様な石垣のある城は金沢城のほかに例がなく、また、石垣に関する歴史資料が残っていることなどから「石垣の博物館」と呼ばれている。

金沢城石垣。東の丸北面石垣。城内で最も古い「自然石積み」技法の石垣。自然石や粗割りしただけの石を緩い勾配で積み上げたもの

東の丸北面石垣。場内で最も古い「自然石積み」技法の石垣。自然石や粗割りしただけの石を緩い勾配で積み上げたもの

玉泉院丸庭園

多彩な石垣を見ることができる玉泉院丸庭園。石垣も庭の構成要素となっている

玉泉院丸庭園の「色紙短冊積み」。石の形や色の組み合わせ、並べ方ににデザイン性があり、庭の景観要素と考えられているというのもうなずける

玉泉院丸庭園の「色紙短冊積み」。石の形や色の組み合わせ、並べ方ににデザイン性がある

江戸後期のもの。一つ一つ石の隅を面取りをすることで縁飾りのように見える

江戸後期のもの。一つ一つ石の隅を面取りをすることで縁飾りのように見える

六角形の石が使われている石垣

六角形の石が使われている石垣

刻印のある石も多く使われており、200種類以上あるという。刻印のある石ばかりを並べたところもあり、模様のようにも見える

刻印のある石も多く使われており、200種類以上あるという。刻印のある石ばかりを並べたところもあり、模様のようにも見える

写真提供:金沢市

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