さんち 〜工芸と探訪〜

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野々村仁清、尾形乾山の作品と箱根の景色で秋を楽しむ「仁清と乾山 ―京のやきものと絵画―」

投稿日: 2017年11月27日
産地: 神奈川
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(重要文化財)野々村仁清「色絵輪宝羯磨文香炉」江戸時代 明暦3年(1657) 岡田美術館蔵

小涌谷にある岡田美術館にて、「仁清と乾山 ―京のやきものと絵画―」展が開催されています。

江戸時代を代表する陶工、野々村仁清(ののむらにんせい)尾形乾山(おがたけんざん)。京都で活躍した2人は、日本陶磁の歴史の中で最も有名な人物です。

野々村仁清は、鮮やかな色絵陶器を完成させた人物とされ、「京焼の祖」とも言われています。仁清の作り出す端正で雅やかな器は、公家や大名家に重用されました。一方、尾形乾山は、仁清に続いて京焼を発展させ、兄・光琳との合作の絵皿など、絵画とやきものを融合させた、これまでにない革新的な器を生み出しました。

華やかな色絵だけでは語り尽くせない、仁清の魅力

野々村仁清「銹絵星文茶碗」江戸時代 岡田美術館蔵

本展では仁清作品6件が展示され、氏が完成させた鮮やかな色絵は「色絵輪宝羯磨文香炉(いろえりんぽうかつまもんこうろ)」に見ることができます。その他にも、見事なろくろ使いによって作られた端正な形は「白釉黒刷毛目草文水指(はくゆうくろはけめくさもんみずさし)」に、また「銹絵星文茶碗(さびえほしもんちゃわん)」にはモノクロームの侘びの趣が感じられます。

野々村仁清「銹絵雁香合」江戸時代 岡田美術館蔵

一方で「銹絵雁香合(さびえかりこうごう)」は写実性も見受けられ、その多彩な技術には感嘆を漏らさずにはいられません。野々村仁清の作品は、現在国宝に2件(日本陶磁全体の国宝指定数は5件)、重要文化財には19件も指定され、高い評価を受けています。

絵画とやきものを融合させた尾形乾山

(重要文化財)尾形乾山「色絵竜田川文透彫反鉢」江戸時代 岡田美術館蔵

尾形光琳を兄に持ち、野々村仁清から作陶を学んだ尾形乾山。光琳との合作や宴席の器などを制作し人気を博したのち、69歳頃江戸に下り、晩年は作陶だけでなく絵画も多く手がけました。

岡田美術館には「色絵立葵図香合(いろえたちあおいずこうごう)」のような初期の作品から、最盛期に作られた華やかな「色絵竜田川文透彫反鉢(いろえたつたがわもんすかしぼりそりばち)」、兄・光琳との合作「銹絵白梅図角皿(さびえはくばいずかくざら)」、晩年に描いた「夕顔・楓図(ゆうがお・かえでず)」まで、乾山のやきもの19件、絵画2件が収蔵されています。

尾形光琳「菊図屏風」(右隻・部分)江戸時代前期

尾形光琳「菊図屏風」(左隻・部分)江戸時代 岡田美術館蔵

尾形光琳の「菊図屏風(きくずびょうぶ)」や、乾山顕彰を行なった酒井抱一の「月に秋草図屏風(つきにあきくさずびょうぶ)」など、琳派の絵師の作品と併せて尾形乾山の魅力をご堪能ください。

美術品と箱根の地で楽しむ秋

美術館外観

目にも鮮やかな紅葉、長寿の花とされる菊、秋の七草と称されるススキやキキョウなどの優美な秋の草花は、鑑賞の対象とされ、多くの美術品に表現されてきました。岡田美術館では秋の草花を配した「色絵秋草文茶碗(いろえあきくさもんちゃわん)」をはじめ、乾山の「色絵菊文透彫反鉢(いろえきくもんすかしぼりそりばち)」、流れるように白菊が配された光琳の傑作「菊図屏風(きくずびょうぶ)」など、美術品で秋の風情を感じることができます。

開化亭

また、11月は箱根の紅葉の見頃でもあります。美術館の裏手に広がる庭園には、多くのカエデ科の樹木が植生しており、11月中旬から下旬にかけて最も色づきます。今年は色づきが早いようなので、最新の紅葉情報は美術館にお問い合わせを。庭園散策はもちろん、開化亭のウッドデッキからの眺めも素敵ですので、足を運んでみてはいかがでしょうか。

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仁清と乾山 ―京のやきものと絵画―

会期:11月3日(金・祝)〜2018年4月1日(日)
会場:岡田美術館
神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1
TEL:0460-87-3931
オフィシャルサイト:www.okada-museum.com
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