さんち 〜工芸と探訪〜

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さんちのオススメ産地 014 島根 出雲・松江いずも・まつえ 出雲・松江いずも・まつえ

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島根
出雲・松江

概要

ご縁をつなぐ、神々の息づく地

島根県東部にある出雲・松江エリア。律令国の出雲国にあたる地域であり、スサノオノミコトが詠んだとされる日本初の和歌「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を」にもその名が登場する、神話が深く根付いた地域だ。イザナミとイザナギの伝説に登場し、現世と黄泉とをつなぐ黄泉比良坂があった場所ともされている。旧暦の10月になると八百万の神々が出雲大社に集まり縁結びの話し合いを行うと言われ、このことから10月は一般的に「神無月」と呼ばれるが、出雲でのみ「神在月」と呼ばれている。

古代から近世にかけて「たたら製鉄」と呼ばれる砂鉄を使った鉄作りの技法が発展し、江戸時代から明治初期にかけて国内製鉄の中心を担った。また、玉造(たまつくり)にある花仙山(かせんさん)では良質なめのうが多く採れることから、古来よりめのう細工が発展。古墳時代から平安時代にかけて、勾玉を始めとする玉類の一大産地として栄え、現在も玉作りの工房跡が多く残っている。今も出雲大社や皇室に勾玉を献上する工房も玉造にある。

風光明媚な風情を残す城下町の松江は、お茶文化の町としても知られる。立役者は松江藩の財政危機を救った七代目藩主松平不昧公 (ふまいこう) 。自ら流派を打ち立てるほどお茶をこよなく愛したことで知られ、今も松江市民は日常的に家庭で抹茶を飲む習慣があるという。

明治時代に活躍したジャーナリストで文学者のラフガディオ・ハーン、のちの小泉八雲ともゆかりの深い土地であり、一時期は島根県松江市に滞在して教鞭を執っていた。日本に帰化する際に自身で名付けた「八雲」という名前も、出雲国にかかる枕詞「八雲立つ」にちなんでいるといわれる。

  • 松江の三大銘菓。それぞれに不昧公が和歌を詠んで名前を付けたという

歴史

神代の時代から育まれた文化と産業の苗代

日本創成の神話舞台としても数々登場し、荒神谷 (こうじんだに) 遺跡や加茂岩倉 (かもいわくら) 遺跡からは大量の銅鐸や銅剣が出土している。朝鮮半島北部の楽浪郡との交易があったとされ、製鉄の技術も早期から発達していた。

7世紀には律令制により出雲国が設置。江戸時代には松江藩が置かれた。1871年7月には廃藩置県により松江県、広瀬県、母里県となり、同年11月には統合されて全域が島根県として管轄されることになる。

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