さんち 〜工芸と探訪〜

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お正月に行く!関東の日帰り温泉×お参り×工芸のさんち旅、3選 東京から車や電車で2時間ほど‥‥温泉、初詣、工芸を楽しめる旅先

投稿日: 2018年12月14日
産地: 読みもの
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「来年のカレンダーは4月以降、どんなふうに書いてあるんだろう?」と過ぎゆく日に目を細めつつ、目前に迫った年末年始は、やはり楽しみな一時でもあります。

慌てふためく日々を癒し、平成最後の瞬間を快く迎えるべく、英気を養いつつ見えざるパワーをもらうなら‥‥。そう、温泉と初詣、です。さらに、私たち「さんち」としては、旅先でその土地ごとで輝く工芸に触れ、その一時をより印象的なものにしてもらえたらと願ってやみません。

そこで今回は、雑誌『GINZA』で温泉コラムを連載するなど、全国の温泉地を旅してきた経験を持つ「ながち(@onsen_nagachi)」さんにご協力いただき、『お正月に行く!関東の日帰り温泉×お参り×工芸の旅』と題し、旅先をピックアップしてみました。

今回は3箇所を取り上げますが、もちろんここだけが優れた土地というわけではありません。温泉も工芸も、その土地ごとの良さが楽しめるもの。ぜひ旅先の候補に加えていただきつつ、新たな旅の楽しみを知る入り口になれば、嬉しくおもいます。

1:箱根温泉×箱根神社×箱根寄木細工

箱根

とにかく東京からのアクセスがよく、人気の温泉地といえば、箱根です。東名高速でドライブがてら、あるいは小田急電鉄の「特急ロマンスカー」も旅情を感じさせてよいものです。

ロマンスカー

ただし、「箱根は大きな温泉地なので、湯巡りしたい場合は車が向いています」と、ながちさん。

福住楼

湯上がりには箱根神社、九頭龍神社で初詣はいかがでしょう。

御鎮座1250年を超える箱根神社は、数多の武将が心願成就に訪れたことから「勝負の神」として名高い場所です。また、九頭龍神社は「縁結びの神」で有名。この2つの神社を同時にめぐる「両社参り」も、より一層の力を授かれるとあって人気です。

さて、箱根の工芸といえば、有名所の箱根寄木細工は欠かせないでしょう。

金指ウッドクラフトの箱根寄木細工

金指ウッドクラフトの箱根寄木細工

さまざまな種類の木材を組み合わせてつくることから、見た目にも楽しく、またその精巧な造りにも驚きがあります。手順通りに動かさないと開けられない「秘密箱」が有名ですが、曲面がうつくしい小物入れなどは、ふだん使いもできて良いお土産です。

ちなみに、箱根強羅温泉に構える山田家旅館さんには、露天風呂の壁面が寄木細工になっており、湯につかりながら鑑賞できるのは、なかなか珍しいといえましょう。

2:富士河口湖温泉×冨士浅間神社×大石紬

富士山のふもとにある冨士浅間神社から、車で15分ほどのところにある温泉地が「富士河口湖温泉」。

湖畔沿いにホテルや旅館などが隣接しており、その名の通り、富士山や湖を眺望しながらの温泉が見どころです。山梨県というと離れたイメージが浮かぶかもしれませんが、東京からなら2時間かからずに行ける距離だったりもします。

富士眺望の湯ゆらり

富士眺望の湯ゆらり

お参りをするなら、冨士浅間神社に立ち寄りを。周辺には「浅間神社」と名の付く場所は複数ありますが、温泉から近いのは1900年あまりの歴史を持つ北口本宮冨士浅間神社です。指定天然記念物である御神木も並び、富士山を御神体として拝み、「日本武尊(やまとたけるのみこと)」を祀ることからも、霊験あらたかな地として知られています。

そして、この富士河口湖の北岸、大石地区で江戸時代から現代まで受け継がれてきた伝統の絹織物が「大石紬」です。

山畑に桑を植え、養蚕が盛んになったことから生まれた織物であり、「絹織物と紬織物の両面をあわせ持つ」といいます。丈夫で軽く、柔らかい風合いの仕上がりが特徴。

大石紬のことを知り、実物を見るのなら、河口湖畔の大石公園そばに建つ「大石紬伝統工芸館」へ。各種の体験教室が設けられているほか、山梨県が誇る経済産業大臣指定伝統的工芸品である「甲州印傳」をはじめとした工芸品を手に取れるショップも併設されています。

絹のハンカチに草木染めをできる体験も

3:伊香保温泉×伊香保神社×伊香保つる細工

東京から約3時間で到着する名湯であり、温泉街をつなぐ「365段の石段」でも名が知られる伊香保温泉。その起こりは400年前にさかのぼり、当時から石段はあったそう。昭和55年から5年をかけて大改修された後、現在は「温泉街が1年365日、にぎわうように」という願いを込めて、365段の石段となりました。

古来より、病の治療や健康増進などを目的に、多くの人が訪れる湯治場。鉄分たっぷりの伊香保の温泉は、冷え切った体をあたためてくれること間違いなしです。

また、伊香保温泉もお参りをするのにぴったりのスポットが複数あります。石段を登りきった先にある「伊香保神社」や、霊泉のお水取りでも人気の「水沢観音」へお参りを。車があれば、群馬県屈指のパワースポットと名高い「榛名神社」へ足を伸ばすのもよいでしょう。

この伊香保の地で「かご好き」の方にもひと目見てほしいのが、群馬県ふるさと伝統工芸品にも選ばれている「伊香保つる細工」。

あけびや藤の蔓(つる)を材料にしています。蔓を伊香保温泉の湯に長時間漬けることで、蔓に含まれている渋が温泉の鉄分と反応して染色され、色彩がいつまでも変わらないのだとか。丈夫なことから、使い込むほどに艶が出てくるのも特徴。かつては天皇への献上品にもなったそう。

石段街にある「あけびや工芸 さまた」で実物を見られます。

温泉に入って過ごすゆっくりした一時は、それだけで極上の体験。ですが、さらにその土地ごとの楽しみと掛け合わせることで、旅がより豊かな時間になるかもしれません。全国各地で息づく温泉や工芸、まだまだ、あります!

文:長谷川賢人

制作協力:箱根町役場企画観光部観光課、株式会社金指ウッドクラフト、社団法人やまなし観光推進機構、大石紬伝統工芸館、富士観光開発株式会社、渋川市役所商工観光部観光課

※店舗や施設の情報は、2018年12月14日記事掲載時のものです。

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