さんち 〜工芸と探訪〜

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今日もおよばれ

お茶の産地は器の産地。お茶が輝く「夕日焼」。

投稿日: 2016年12月10日
産地: 筑後
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こんにちは。さんち編集部の西木戸弓佳です。
今日は美味しいものの話でも。取材やものづくりで、よくお邪魔する産地のお店やメーカーさん。そこで、大概「およばれ」に預かります。お茶とお茶うけ。地元の銘菓や駄菓子、そのお家のお母さんが作ったお漬物だったりと、頂くものはいろいろですが、これがまた、とても美味しいのです。普通の旅ではなかなか見つけられない、地元の日常をさんち編集部よりお届けします。

夕日のように輝くお茶と、ていねいに作られたお菓子

お茶の産地として有名な福岡県八女(やめ)市。工芸の産地でもあり、和紙、独楽、提灯、竹細工、仏壇、石灯籠といった伝統工芸も数多くあります。今回は八女市星野村にある「星野焼」の窯元、「源太窯」にお邪魔してきました。

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源太窯で作られた茶器でいただく、本日のおよばれ。お茶を淹れて下さるのは急須ではなく、取っ手のない「宝瓶(ほうひん)」。片口で湯冷ましをしてから「宝瓶」に入れて少し待ち、茶葉が開いたのを確認すると、静かにゆっくりと注ぎます。地元、星野のお茶。茶器は、星野焼の伝統手法である「夕日焼」です。お茶を入れると、内側が夕日のように輝いて美しいことから、その名前がついたのだそう。
実は、長年途絶えてしまっていた星野焼。80年間の廃窯(はいよう)の後、「星野のお茶が最高に美味しく頂ける茶器と食器を作りたい」と、たった一人で復興させたのが、この源太窯の山本源太さんです。以降、新しい作り手も出てきています。
また、お茶もさることながら、一緒にいただいたお茶うけも本当に美味しい。源太さんの器に、奥さんが手作りしたという紫花豆と柚子の白玉だんご、クコの実が盛られて出てきました。「なんでこんなに上手に炊けるのだろう」と、紫花豆の調理のコツを聞いたところ、何度も何度もお水を変えながら、じっくり時間をかけて炊くのだそう。やっぱり美味しいものを食べようとするのに、手間ひまを惜しんではいけません。圧力鍋での短縮調理を反省しつつ、ていねいに作られたお菓子をありがたくいただきます。ただでさえ美味しいお茶とお茶うけ、素敵な器も相まって更に美味しく感じます。自然に囲まれた庭で過ごす、何とも贅沢な時間。贅沢な一時をありがとうございました。

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源太窯
福岡県八女市星野村10471
0943-52-2188

文・写真 : 西木戸弓佳
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